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2018年01月18日 福祉保健局
東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行うとともに、観測結果などに基づき、花粉飛散予測を実施しています。
本日、東京都花粉症対策検討委員会を開催し、都内における平成30年春のスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測の検討を行いました。
2月1日から下記により花粉予報情報の提供を開始します。
都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階)及び健康安全研究センター等で無償配布するとともに、ホームページ(外部サイトへリンク)にも掲載します。
測定点 区市名 |
平成30年飛散花粉数予測値 最小~最大(平成29年比)(過去10年平均比) |
平成29年飛散花粉数 | 過去10年間の平均飛散 花粉数 |
過去の 飛散花粉数※2 |
|
---|---|---|---|---|---|
最小 | 最大 | ||||
千代田 | 4,400~5,900 (1.1~1.5)(1.0~1.4) | 3,947 | 4,307 | 277 | 10,625 |
葛飾 | 4,000~5,400 (1.0~1.3)(1.0~1.3) | 4,054 | 4,040 | 136 | 8,091 |
杉並 | 5,000~6,800 (1.1~1.5)(1.0~1.4) | 4,426 | 5,021 | 118 | 12,897 |
北 | 4,200~5,800 (1.0~1.4)(1.0~1.4) | 4,243 | 4,265 | 242 | 10,618 |
大田 | 4,100~5,600 (1.2~1.6)(1.0~1.3) | 3,537 | 4,285 | 148 | 12,481 |
区部平均 | 4,300~5,900 (1.1~1.5)(1.0~1.3) | 4,041 | 4,384 | ― | ― |
青梅 | 10,900~14,800 (2.0~2.7)(1.0~1.3) | 5,454 | 11,421 | 125 | 37,899 |
八王子 | 7,500~10,100 (2.2~2.9)(0.9~1.3) | 3,469 | 7,983 | 142 | 24,958 |
多摩 | 6,200~8,400 (2.8~3.8)(0.9~1.2) | 2,231 | 7,129 | 1,035 | 21,565 |
町田 | 5,400~7,300 (2.5~3.4)(1.0~1.3) | 2,159 | 5,448 | 215 | 18,914 |
立川 | 5,200~7,000 (2.4~3.2)(1.0~1.3) | 2,156 | 5,467 | 1,292 | 19,969 |
府中 | 3,800~5,200 (1.7~2.4)(0.9~1.3) | 2,209 | 4,105 | 772 | 15,914 |
小平 | 3,100~4,300 (2.3~3.2)(1.1~1.5) | 1,352 | 2,914 | 291 | 12,345 |
多摩平均 | 6,000~8,100 (2.2~3.0)(0.9~1.3) | 2,719 | 6,352 | ― | ― |
都平均 | 5,300~7,200 (1.6~2.2)(1.0~1.3) | 3,270 | 5,532 | ― | ― |
※1 花粉数の単位は、花粉飛散シーズン中に花粉捕集器(ダーラム型)のスライドグラス1平方センチメートル内に付着した花粉の個数で表す。
※2 過去の飛散花粉数(最大、最小)は都の観測開始(昭和60年)以降のものである。なお、千代田は平成2年以降、小平は平成9年以降、多摩・立川・府中は平成17年以降のものである。
図1 飛散花粉数の経年変化(都内12地点平均) |
日数 | 予測 | 平成29年春 | 過去10年間の平均 |
---|---|---|---|
都平均(日曜日) | 41 | 32 | 31 |
区部(日曜日) | 39 | 38 | 33 |
多摩部(日曜日) | 42 | 27 | 30 |
飛散開始日の予測については、1月の日単位の平均気温の積算値のほか、スギの花芽が休眠に入った後の11月以降の気温の推移等を総合的に判断して行っています。
しかし、この先の気温が予測よりも高くなったり、2月上旬に春一番(南風)が吹いたりした場合には、飛散開始日は予測よりも早まる可能性があります。
詳しい飛散開始日の予測は、2月初めごろにホームページでお知らせします。
一観測地点で、1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日としています(財団法人日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会の定義による。)。
なお、気象条件により、これ以前に少量の花粉が飛ぶ場合があります。
スギ・ヒノキ飛散花粉数は、前年夏の日射量や秋のスギ花芽の着花状況などによって決まるので、この値をもとに予測しています。
飛散花粉数が多い日とは、花粉捕集器を用い、捕集した花粉の数値が1日あたり30個/平方センチメートル以上の日としています。
1日あたりの飛散花粉数(個/平方センチメートル)が10未満を「少ない」、10から30未満を「やや多い」、30から50未満を「多い」、50から100未満を「非常に多い」、100以上を「極めて多い」としています。
都内の飛散花粉数の経年変化を見ると、平成29年時点の過去10年平均は、平成6年時点の過去10年平均と比べて、2倍以上に増えています。
図2 飛散花粉数の経年変化 |
問い合わせ先 健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 電話 03-3363-3487 |
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