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報道発表資料  2018年02月26日  生活文化局

自然環境

東京都にもガバメントハンターの採用を

猟友会に所属する者です。今後の猟場での危険を回避するため、一言言わせてください。
東京都の環境局と水道局は有害鳥獣駆除として、猟友会に委託をして、東京都の奥多摩町などの水源林でニホンジカの捕獲を行っています。私は他県のハンターですが、ハンターが年々減少かつ高齢化しており、応援のために以前同行したことがあります。
水源林では、ニホンジカの食害により砂漠化し、そのエリアの斜面は砂岩がむき出しになっております。スパイク長靴を履いていても急斜面では転倒する危険性があります。特に高齢ハンターにとって体力的に厳しいことが現実です。
また、高齢ハンターの慣れによる残弾処理未確認による事故が発生しております。
私の住む県では、非常勤公務員のガバメントハンターの導入をしております。
ガバメントハンターは有害鳥獣駆除活動に同行し、駆除前の狩猟講習、立会、指導、監督を行うことで、事故率が導入前に比べ低下していることが確認されております。
本来であれば、各自治体で狩猟免許と銃を所持している職員に立ち会ってもらい、駆除を行いたいのですが、特に東京都の場合、都内での銃所持の規制が厳しく、銃と狩猟免許を所持する職員がいらっしゃらないのではと思われます。
そこで、ガバメントハンターの導入の検討をお願いします。

取組

このたびは、シカ対策に対する御意見をいただきありがとうございます。
都は、シカによる農林業や森林生態系への被害を軽減するため、第5期東京都第二種シカ管理計画(平成29年4月1日~平成34年3月31日)に基づき、地元市町村及び地元猟友会等と連携しながら、個体数調整のためのシカの管理捕獲を実施しております。
捕獲の担い手であるハンターの減少や高齢化という課題に対しては、隣接県との広域的な協力体制の整備や、狩猟免許試験の回数を増やすなど狩猟者を増やす取組を進めております。あわせて、少ない担い手で効率的に捕獲するため、エサによる誘引捕獲や銃器によらないくくりわな等の手法も検討して参ります。
また、狩猟時に事故が起こらないように、狩猟免許の更新講習会等で銃器やわなの取り扱いなど安全管理の周知に努めて参ります。
今後とも、都の環境行政に御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(環境局)

取組

このたびは、シカ被害対策への貴重な御意見をいただきありがとうございました。
水道局では、東京都奥多摩町から山梨県甲州市にまたがる多摩川上流の約23,000ヘクタールの森林を水道水源林として管理しています。
シカによる水道水源林への被害に対しては、1)生息状況及び被害状況の把握、2)シカ侵入防止柵の設置、3)都及び山梨県の鳥獣保護管理部署や地元自治体及び猟友会と連携した管理捕獲に取り組んで参りました。この結果、被害が軽減した地域もございますが、依然としてシカの生息密度が高い地域もございます。このため、今回いただいた御意見も参考にしながら、関係部署と連携し、シカ被害対策に取り組んで参ります。
今後とも、都の水道事業に御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(水道局)

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