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2018年02月28日 交通局
交通局は、情報発信プロジェクト「PROJECT TOEI」の一環として、安全・安定運行のために整備場などで行われている保守点検の現場を撮影した写真集「MAINTENANCE」 (発行:青幻舎)を平成30年3月20日(火曜日)に発行するのでお知らせします。
表紙 | 撮影中のマーク・パワー氏 |
交通局では、鉄道やバスといった交通インフラを日々の保守点検によって安全に運営し、維持しています。この整備の現場を外国人の視点で捉えたときに、日本人にはない斬新な気づきが生まれるのではないかとの考えから外国人写真家による写真集制作を企画しました。そして、今回撮影を依頼した写真家のマーク・パワー氏は、これまでにも建築現場や製造現場のバックヤードを撮影してきた写真家で、世界的な写真家集団「マグナム・フォト」の会員でもあります。なお、マーク・パワー氏が本格的に鉄道やバスの整備現場を取材・撮影したことは初めてで、交通局としても整備現場の密着取材に全面協力し整備をテーマとした写真集を制作することは初となります。
馬込車両検修場、志村車両検修場、大島車両検修場、木場車両検修場、大江戸線駅構内、大江戸線トンネル内、荒川車両検修所、東京さくらトラム(都電荒川線)新庚申塚停留場・王子駅前停留場、品川自動車営業所、巣鴨自動車営業所、新宿駅西口バスターミナル、錦糸町駅南口バスターミナル
マーク・パワー(1959年生 イギリス生)
英国人写真家、講師、キュレーター。イギリス南部ブライトン在住。
芸術大学で絵画を学んだ後写真に転向し、英国で10年ほど雑誌や慈善活動関係の仕事を手掛ける。以降、自主的な長期プロジェクトと同時に、大規模な工業写真の撮影の仕事を続ける。パワーの作品は世界各国のギャラリーや美術館に収蔵されており、英国アーツカウンシル、ブリティッシュ・カウンシル、ビクトリア&アルバート美術館、LACMOA、ミルウォーキー美術館、マラケシュ写真ビジュアルアーツ美術館などのコレクションにも収められている。
今日までに8冊の写真集を出しており、最新作に、英国EU離脱をテーマにした、詩人ダニエル・コクリルとの共著 “Destroying the Laboratory for the Sake of the Experiment”(2016年)がある。
1992年から2017年までブライトン大学にて写真の分野で当初は上級講師として、後に教授として教鞭を執る。2002年マグナム・フォトの候補生になり、2007年に正会員となる。
<出版にあたっての著者コメント>
この現場は小宇宙のようでした。そこに一つの世界ができあがっている感じがしました。現場で働いている人々が、すごく汚れる作業だったり、歯車の一つのような仕事だったりということもたくさんあるのですが、皆、知的で誇りを持って仕事をされていたのが印象的です。
1947年、ロバート・キャパの発案で結成された、会員が出資して運営する写真家の集団。
写真家の権利を守るだけでなく、写真に備わる記録性と芸術性を組織の中で融合させドキュメンタリー写真の地位を揺るぎないものにした。現在ではメンバーの数も50名を超え、ニューヨーク、パリ、ロンドンと東京に支社をおき、フォトジャーナリズム、コマーシャル、ファッション、アートなど、様々な分野にてグローバルな活動を続けている。
PROJECT TOEIは、都営交通の様々な取り組みを発信するプロジェクト。東京の進化や日常を支えるための取組を広く分かりやすく発信することで、都民やお客様をはじめ多くの方に都営交通に対する理解や愛着を深めてもらい、より安心して快適にご利用いただけるような関係を築いていくことを目指す。 本プロジェクトに関する情報を随時お知らせする特設WEBサイト(外部サイトへリンク)では、都営交通の取組を連載記事として順次公開するほか、動画なども配信
問い合わせ先 都営交通お客様センター 電話 03-3816-5700(年中無休、9時00分から20時00分まで) |
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