2018年03月08日
産業労働局
[別紙]
東京障害者職業能力開発校の特徴
【1】多様な訓練の実施(12科目、年間定員260名)
- 校舎の改築にあわせて科目を見直し、事務分野だけではなく、ものづくりやサービス分野の科目を新設
- 従来まで身体障害者を対象としていた訓練科目のカリキュラムを見直し、精神障害者等の受け入れを拡大
- 専門的な技能を習得する訓練だけではなく、生徒の能力や個性に合わせて社会性を高める訓練を充実
訓練科目
【注】は新規科目
対象:身体障害者・精神障害者・発達障害者
- 3月コース
就業支援科【注】
- 6月コース
調理・清掃サービス科【注】、オフィスワーク科、職域開発科(精神障害者・発達障害者の専門コース)
- 1年コース
ものづくり技術科【注】、建築CAD科、製パン科、ビジネス総合事務科【注】、ビジネスアプリ開発科、グラフィックDTP科、OA実務科(重度視覚障害者)
(「就業支援科」及び「職域開発科」は、訓練時間の柔軟な設定や、少人数クラスによる指導体制の充実等、特に精神障害者や発達障害者に配慮した訓練科目)
対象:知的障害者
- 1年コース
実務作業科
【2】新校舎の特徴
- 廊下を回遊型に配置してコンパクトな動線を確保
- 精神障害者等が落ち着けるように、実習室ごとにリフレッシュルーム(個室)を設置
- 喫茶や清掃の実践訓練を行うための模擬店舗実習室を設置
- 身体障害者で通校が困難な方向けに、寮を設置(全室個室、定員24名)
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模擬店舗実習室(イメージ) |
※新規科目について
就業支援科(3ヵ月)
就業に必要な社会生活に関するスキルを高め、企業で働く準備を整える
- 基本的な調理・清掃や事務作業を行い、職業適性を見出す科目
- さらに専門性を高めて就業を目指す場合は、調理・清掃サービス科、オフィスワーク科に連続入校が可能
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就業支援科(イメージ) |
調理・清掃サービス科(6ヵ月)
調理分野や清掃分野に関連したサービス業への就職を目指す
- 調理や清掃スタッフに必要な衛生管理や機器取扱いを学ぶ科目
- チームで仕事をする実際の就職先に対応するために、グループ作業を重視した訓練
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調理・清掃サービス科(イメージ) |
ものづくり技術科(1年)
技術スタッフとして、ものづくりを中心とした企業への就職を目指す
- 身の回りにある工業製品を作るために必要な基本の知識を幅広く学ぶ科目
- 図面の読み書きから、機械による加工、電子部品の組立て等の実習を中心とした訓練
ビジネス総合事務科(1年)
一般企業の事務部門・経理部門への就職を目指す
- オフィスで使われる幅広いソフトを使い、文書・資料作成や経理業務の基礎から応用まで学ぶ科目
- 簿記検定、電卓検定等の資格取得も目指し、パソコンの構成やネットワークの配線等についても学ぶ