2018年03月26日　 産業労働局

東京都中小企業制度融資における商工中金の不正融資について

東京都（以下「都」という。）は、商工中金の危機対応融資の不正行為に係る主務省の行政処分を踏まえ、東京都中小企業制度融資（以下「都制度融資」という。）における不正融資の有無について調査を要請していましたが、この度、商工中金の調査により都制度融資における不正行為が判明しましたので、以下のとおりお知らせします。

1　商工中金による不正融資の概要

• 不正融資
  3件、2億円
  対象口座約2,300を調査（平成20年4月～29年9月融資分）
  （参考）全国では13件、4億3,200万円
• 不正内容
  「経営セーフ」メニュー^【注1】における財務データの改ざん
  【注1】業況の悪化している業種で、最近3か月間の売上高等が前年同期比5％以上減少していること等が要件となります。

2　都の対応

都は、商工中金に対して以下を要請した。

1. 当該融資先企業の資金繰りに支障をきたさないよう配慮すること。
2. 不正融資案件に係る預託金^【注2】を都に速やかに返還すること。
3. 速やかに再発防止策を策定し、都に提出すること。

【注2】中小企業の金利の負担軽減や円滑な資金調達を図るため、都が融資原資の一部を金融機関に預託するものです。

問い合わせ先 産業労働局金融部金融課 電話　03-5320-4876