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2018年05月22日 生活文化局
東京都では、多重債務問題の解決に向け、庁内各局や関係団体が連携して総合的な取組を推進しています。
その取組の一環として、東京三弁護士会、東京司法書士会、日本司法支援センター(法テラス)などの専門相談窓口等と連携して、平成29年度第2回特別相談「多重債務110番」を実施しましたので、その結果についてお知らせします。
5年前まで正社員で高収入であったため、その収入を前提としてクレジットカードのリボ払いを利用していたが、突然解雇され、減収となった。何とか返済を続けたが、生活費が足りず、消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用した。現在は派遣社員として働いているため、年金と合わせても年収は5年前の半分になってしまったが、債務残高が450万円に達したため、月々の返済が困難になり、2か月ほど返済が遅れている。他県にある実家の土地は母親の名義だが、建物が自分名義になっている。母親の住む実家を手放さずに、債務整理するには、どうしたらよいか。
(60歳代 男性)
東京都消費生活総合センターに派遣された弁護士に面談していただき、任意整理の方向で、早急に弁護士会の法律相談を受けられるように手配しました。
離婚により母子家庭となったが、定職につけず、収入が不安定であったため、数年前まで生活保護を受給していた。子供2人が高校を卒業した後は、派遣社員として働いていたが、病気のため仕事ができなくなった。現在、上の子は働いているが、下の子も病気がちで働けない。上の子の収入だけでは生活していけなくなり、家賃を90万円滞納している。今後について相談したい。
(50歳代 女性)
相談員は、相談者には生活全般における支援が必要であると判断し、多重債務者への生活相談を実施している「東京都生活再生相談窓口【注】」の相談へとつなぎました。
【注】「東京都生活再生窓口」は、多重債務で生活困難な状況にある人のうち、自立再生を希望し、かつ返済可能と判断される方に対して家計に関する相談、家計管理に関する指導、資金の貸付け等により生活の再生を支援する窓口です。
数年前弁護士に依頼して任意整理したが、月々の返済が苦しく、お金に困っていた。そんな時、あなたを支援したいというメールが届いた。わらをもすがる思いで、メールに書かれたいわゆるサクラサイトのURLにアクセスし、相手方とメールのやり取りをするためにメール交換のポイントを購入してしまった。お金がもらえるものと信じていたので、購入を繰り返し、結局、妻名義のクレジットカードとコンビニの電子マネーで200万円も使ってしまった。どうしたらよいか。
(50歳代 男性)
東京都消費生活総合センターに派遣された弁護士に面談していただき、返済計画の見直しについて任意整理を担当した弁護士に相談するように助言するとともに、併せてサクラサイト被害の弁護団を紹介しました。
※別紙 東京都消費生活総合センターで受け付けた相談の概要(PDF:831KB)
詳しくは東京くらしWEBをご覧ください。
問い合わせ先 東京都消費生活総合センター相談課 電話 03-3235-9294 |
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