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報道発表資料  2018年06月20日  環境局

キョンの推定生息数(平成29年)について

近年、伊豆大島において特定外来生物【注】であるキョンが増加しており、大島町の特産物であるアシタバ等を食べて被害を及ぼしているほか、絶滅危惧種のキンラン等も食べることから、生態系にも影響を与えています。
都はキョン対策の一環として、キョンの実態把握を目的に、毎年、生息状況調査を実施し、生息数の推定を行ってきました。今般、平成29年の生息数を推定しましたのでお知らせします。
この結果を踏まえて、都は引き続き対策の強化に取り組んでいきます。

【注】特定外来生物:海外起源の外来種であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるもの

1 キョン推定生息数(平成29年)

17,109頭(前年比57頭増、0.3%増)
階層ベイズ法※により推定した中央値

※階層ベイズ法:捕獲数や自然増加率など複数の指標を活用し、統計モデルにより個体数を推定する手法。環境省による全国のシカ、イノシシの個体数推定にも採用されている。

2 対策の現状

年間推定増加数(中央値)相当の3,541頭を捕獲したため、増加に歯止めがかかり推定生息数は横ばいになった。

3 平成30年度の主な取組

  1. 従来、捕獲圧がかけられなかった地域で、捕獲を強化し、生息数の低減を目指す。
  2. 安全対策に配慮し、地元の理解を得ながら、島内外からハンターを増員して、捕獲数の向上を目指す。
キョンの写真
キョン(雄)体高40センチメートル程度

参考

1.年別推定生息数(中央値)

キョンの年別推定生息数のグラフ
※推定生息数は、階層ベイズ法による平成29年末時点の推定結果

参考:ホームページ(キョン対策)

本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「スマート シティ 政策の柱3 豊かな自然環境の創出・保全」

問い合わせ先
環境局自然環境部計画課
電話 03-5388-3505

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