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2018年07月10日 環境局
東京都の大気環境は、ディーゼル車規制や工場・事業場等の固定発生源の対策に取り組んできた結果、大幅に改善されましたが、微小粒子状物質(PM2.5)と光化学オキシダントについては環境基準を達成しておらず、残された課題となっています。
そこで、学識経験者からなる「大気中微小粒子状物質検討会」を開催し、都内のPM2.5等の実態把握、削減対策等について、専門的な見地から検討を行っています。
この度、平成29年度の検討内容を取りまとめましたので、お知らせします。
(本検討会は、平成29年度から平成30年度末までの2か年で実施しています。)
粒径2.5マイクロメートル以下の大気中に浮遊している粒子状物質。生成機構により一次粒子と二次粒子に分類される。
オゾン、パーオキシアセチルナイトレートその他の酸化性物質であり、ほとんどをオゾンが占める。工場や自動車等から排出されるNOxやVOCが、大気中で太陽光(紫外線)を受けて生成する。
図1 PM2.5濃度年平均値の推移 | 図2 PM2.5環境基準の達成率の推移 |
図3 光化学オキシダント濃度が0.12ppm以上であった延べ日数の3年平均の推移 | 図4 光化学オキシダント濃度の推移 |
固定発生源、移動発生源の排出ガス対策により、大気汚染物質の排出総量は大幅に削減 ※以下、2000年度比2015年度排出量削減率
66%削減
54%削減
44%削減
56%削減
図5 VOC排出量とNMHC大気環境中濃度の推移 |
PM2.5の安定的な環境基準達成や光化学オキシダントの環境基準達成のためには、さらなる原因物質の削減が必要であることから、平成30年度は以下の検討を進める。
※本検討会最終報告書は、平成31年4月に公表を予定しています。
報告書については、環境局のホームページに掲載しています。
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「スマート シティ 政策の柱2 快適な都市環境の創出」
問い合わせ先 環境局環境改善部計画課 電話 03-5388-3596 |
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