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2018年07月25日 総務局, (公財)東京都人権啓発センター
日系2世としてアメリカに生まれ、広島で育ち、戦時中はツールレイクの日系人強制収容所で暮らしたジミー・ツトム・ミリキタニは、1980年代の後半からニューヨークの路上で絵を描きながら暮らしていました。彼が路上で何を感じ、何を思いながら絵を描いていたのか。2006年に公開されたドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」では、過去と向き合いながらアイデンティティを回復していく一人の魅力的な人物として描かれていました。
今回の企画展では、そのジミー・ツトム・ミリキタニが晩年に描いた作品およそ40点を、彼の「人生」の記録や、彼に関わった人たちの証言とともに展示します。米国市民権の放棄から、テロリズムを背景にした「不寛容」な時代の到来までの間に、猫をはじめとする限定的なモチーフを繰り返し描き続けた意味とは何か、来場された方々とともに考えてみたいと思います。
東京都人権プラザ企画展
「ミリキタニの猫 路上の画家がのこした世界 ジミー・ツトム・ミリキタニ展」
平成30年8月25日(土曜日)から同年11月17日(土曜日)まで
午前9時30分から午後5時30分まで
東京都人権プラザ1階 企画展示室
(東京都港区芝2-5-6 芝256スクエアビル1階)
無料
ジミー・ツトム・ミリキタニの絵画作品約40点
その他に解説パネル(年譜・証言ほか)、写真等約20点
本展の関連企画として、下記三つの事業を実施します。
本展に先立ち、ジミー・ツトム・ミリキタニの絵画作品を3点展示します。
「ミリキタニの猫」(2006年)と「ミリキタニの記憶」(2016年)の2本立て上映。(各映画の詳細は【上映作品】を参照)
情報保障(要問合せ)、託児保育(要事前申込)
※2)8月25日(土曜日)には、「ミリキタニの猫《特別篇》」のプロデューサー、マサ・ヨシカワがゲストとして来場します。
「ミリキタニの猫《特別篇》」(2本立て)上映と、作品についてのトークを行います。
情報保障(要問合せ)、託児保育(要事前申込)
「ミリキタニの猫《特別篇》」(2本立て)
ジミー・ツトム・ミリキタニ(三力谷勤、1920-2012)
1920年6月15日、カリフォルニア州サクラメント生まれの日系2世。
≪略歴≫
※別添 チラシ(PDF:574KB)
「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「ダイバーシティ 政策の柱6 誰もが優しさを感じられるまち」
問い合わせ先 (公財)東京都人権啓発センター普及情報課 電話 03-6722-0123 総務局人権部人権施策推進課 電話 03-5388-2588 |
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