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2018年07月31日 生活文化局
薄型テレビは多くの家庭に置かれていますが、乳幼児が倒してしまいケガをする事故が発生しています。
都は、事例の収集、危害及びヒヤリ・ハット経験(以下「危害等」といいます。)に関するアンケート調査、転倒危険性の検証試験等により薄型テレビの転倒による乳幼児のけがについて調査を実施しました。
※危害及びヒヤリ・ハット:本報告において「危害」とは、実際にけがをしたことを示し、「ヒヤリ・ハット」とは、けがには至っていないが、けがをしそうになったことを示します。
テレビの転倒等による乳幼児の事故では、救急搬送されたり重症化するケースがありました。
1歳から5歳までの子供の保護者3,090人を対象に行ったアンケート調査では、危害等経験のある人は3割を超え、その6割以上が1、2歳のときでした。経験のある人の6割以上はテレビを固定しておらず、約9割は保護者から子供が見える位置にいた時に経験していました。
40インチ、50インチのテレビの1、2歳児の力による転倒危険性を検証しました。
耐震マットで乳幼児によるテレビの転倒を防ぐことはできません。付属品のバンドを活用することなどにより、乳幼児が手をかける、叩くなどの行動をしていても転倒しないようにすることが重要です。付属品のバンドがなく、固定できない場合は、製造事業者にお問い合わせください。
乳幼児のいる家庭はもちろん、夏休みなどに乳幼児が訪問する可能性のある家庭も今すぐテレビを固定しましょう。
木ネジかボルトで、テレビ本体をテレビ台と連結する。 | 薄型テレビ等に付属の転倒防止バンドを使用して取り付ける。 |
参考動画:Anchor it and Protect a Child 41秒頃からタンスの上の薄型テレビが転倒する様子を動画で紹介しています CPSC(米国消費者製品安全委員会)ホームページ(外部サイトへリンク) |
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)に対し、本結果について情報提供を行い、製品改良や注意喚起等への活用を要望します。
国、流通事業者団体に本結果について情報提供を行います。
※別添 平成29年度調査報告書「薄型テレビの転倒による乳幼児のけがに関する調査報告書」(PDF:844KB)
詳しくは「東京くらしWEB」をご覧ください。
問い合わせ先 生活文化局消費生活部生活安全課 電話 03-5388-3055 |
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