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報道発表資料  2018年08月27日  福祉保健局

「東京都結核予防推進プラン2018」を策定しました
結核対策の強化に向けて

結核は依然として我が国最大の慢性感染症であり、決して過去の病気ではありません。
都内で新たに結核を発症する患者は、今なお年間2,000人を超えており、新登録結核患者り患率(人口10万対)は減少傾向にあるものの、全国よりも高い状況にあります。また、平成28年においては10~14歳を除くすべての年齢階級で全国のり患率を上回っています。
都ではこれまでも取り組むべき対策と目標を明示した「東京都結核予防推進プラン」を策定し、保健所や区市町村と一体になって結核対策を進めてきましたが、都内における結核の状況や課題、国の予防指針の改定等の状況を踏まえ、同プランを改定し、「東京都結核予防推進プラン2018」を策定しましたのでお知らせします。

【プランの概要】計画期間:平成30年度から平成32年度まで

  • 従来の施策の成果や関係機関との連携体制を最大限に生かし、重点事項を含め、総合的な取組を推進
  • 東京都は人口が集中する大都市であり、国際化が進行する地域特性や、結核発生動向等を踏まえ、以下の3点を重点事項に設定

重点事項1)外国出生結核患者対策

新登録患者に占める割合が増加傾向にある外国出生者への対応

  • 健康診断・治療支援の充実、日本語教育機関への普及啓発の強化

重点事項2)高齢者結核対策

新登録患者のうち約4割を占める高齢者への対応

  • 高齢者結核患者の早期発見や、福祉施設等における感染拡大防止

重点事項3)潜在性結核感染症対策

今後発病し、患者となるリスクがある潜在性結核感染症【注】への対応

  • 接触者健診による確実な発見や医療従事者への啓発

【注】結核菌に感染はしているが、症状や所見はなく、他者へ感染させる恐れが全くない状態。最近の感染が疑われる場合や発病リスクが高い場合などには、発病予防のために抗結核薬の服薬を行う。

参考

都における結核発生動向等については、別紙「都の結核の現状」(PDF:349KB)を参照

「東京都結核予防推進プラン」は、福祉保健局ホームページにも掲載しています。
福祉保健局トップページ→医療・保健→感染症対策→東京都結核予防推進プラン

東京都結核予防推進プラン2018の概要(PDF:356KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部感染症対策課
電話 03-5320-4483

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