2018年09月06日
教育庁
都立特別支援学校における個人情報に関わる事故について
都立城南特別支援学校において、児童・生徒の指導要録の写し(14名分)及び健康診断票(1名分)を紛失する事故が発生しましたので、お知らせします。
なお、当該書類は誤って溶解処理をした可能性が高く、現在まで、外部への個人情報の流出及び被害の発生は報告されていません。
1 紛失した個人情報
(1) 指導要録の写し
- 小学部児童1名の指導要録の写し(当該校に転入した際に、前籍校から送付されたもの)
- 平成10年度から平成29年度に小学部・中学部・高等部を卒業・退学した児童・生徒の内13名分の指導要録の写し(当該校に転入した際に、前籍校から送付されたもの)
(2) 健康診断票
- 小学部児童1名の健康診断票(前籍校で受診した健康診断結果)
2 事故の経緯
- 平成30年8月20日(月曜日)
養護教諭が、同校保健室において書類を整理していたところ、転入した小学部児童1名の健康診断票がないことに気付いた。
捜索のため、校内の金庫を点検したところ、当該児童1名の前籍校から送付された指導要録の写しがないことも分かった。
- 平成30年8月21日(火曜日)~24日(金曜日)
これらの書類について、教職員75名で校内を捜索したが、発見できなかった。
- 平成30年8月25日(土曜日)~31日(金曜日)
校長は、保存が必要な全ての児童・生徒の指導要録と関係書類の保管状況を点検するよう指示したところ、当該児童以外の13名の児童・生徒の前籍校から送付を受けた指導要録の写しも所在不明であることが分かった。
その後、全校体制で捜索しているが、本日まで発見されていない。
3 これまでの対応
(1) 学校の対応
- 平成30年8月27日(月曜日)
校長は、当該小学部児童1名の保護者に対し、状況の説明と謝罪を行った。
- 平成30年9月1日(土曜日)~5日(水曜日)
校長は、他の13名の卒業生及び退学者の保護者に、状況の説明と謝罪を行った。
- 平成30年9月6日(木曜日)
校長は、本日午前、全校保護者会を開催し、状況の説明と謝罪を行った。
(2) 都教育委員会の対応
- 平成30年9月5日(水曜日)
都教育委員会は、同校に対し、個人情報の管理や取扱いについて見直しを図り、再発防止に向けた措置を講ずるよう指示した。
4 今後の対応
(1) 学校の対応
- 校長は、全教職員に対し、再発防止研修を行い、指導要録を始めとする個人情報の管理について徹底を図る。
(2) 都教育委員会の対応
- 全ての都立特別支援学校に対して通知を発出し、本日午後開催する臨時の特別支援学校校長連絡会で周知し、個人情報の適正な管理の徹底を図る。
参考 紛失した書類への記載内容等
(1) 指導要録の写し
- 様式1(学籍に関する記録)児童生徒氏名、保護者氏名、入学編入学等、入学前の経歴、校長・学級担任者氏名 等
- 様式2(指導に関する記録)児童・生徒氏名、学校名、各教科等の学習の記録、行動の記録、自立活動の記録、総合所見及び指導上参考となる諸事項等
【指導要録】
児童等の学習及び健康の状況を記録した書類の原本をいう。転学した場合は、当該幼児・児童・生徒の指導要録の写しを作成し、転学先に送付しなければならない。(学校教育法施行規則第24条第3項)
(2) 健康診断票
- 児童生徒健康診断票(一般)
氏名、性別、生年月日、身長、体重、視力、聴力、耳鼻咽喉疾患、心臓(心電図等)、結核(フィルム番号等)、尿、学校医所見 等
- 児童生徒健康診断票(歯・口腔)
氏名、性別、生年月日、歯式、歯の状態、学校医所見
問い合わせ先
(教育指導に関すること)
教育庁指導部特別支援教育指導課
電話 03-5320-6847
ファクス 03-5388-1733
メール S0310514(at)section.metro.tokyo.jp
(学籍に関すること)
教育庁都立学校教育部特別支援教育課
電話 03-5320-6753
ファクス 03-5388-1728
メール S9000012(at)section.metro.tokyo.jp
(健康推進に関すること)
教育庁都立学校教育部学校健康推進課
電話 03-5320-6877
ファクス 03-5388-1727
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