2018年10月03日
産業労働局
東京都の職業訓練事業における個人情報の流出について
東京都が実施する職業訓練の生徒に係る個人情報が流出する事故が発生しましたので、お知らせします。
関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
今後、このようなことがないよう、再発防止とより一層の情報管理を徹底してまいります。
1 事故の概要
中央・城北職業能力開発センター赤羽校では、生徒の就職支援のため、希望職種、自己PRなどを記載した生徒プロフィール(無記名)を作成し、ホームページに掲載するとともに、業界団体等へ配布し会員企業への情報提供を依頼している。
今般、測量設計科の生徒プロフィールを送付する際、誤って氏名が記載されているエクセル版のデータを関係業界2団体に送付してしまった。また、同エクセル版には昨年度の生徒氏名も記載されていた。
さらに、そのうちの1団体は、会員45社に上記エクセル版を送付してしまった。
- 発生時期
9月14日(金曜日)
- 発生場所
中央・城北職業能力開発センター赤羽校
- 流出した個人情報
- 今年度の生徒11名分の氏名、出席番号、希望職種、年齢(年代)、自己PR、資格・免許
- 昨年度の生徒10名分の氏名
2 経緯
- 9月14日(金曜日)昼頃、業界団体A(会員数45社)、業界団体B(会員数820社)へ生徒のプロフィールをEメールで送付した。この際、生徒氏名の記載のないPDF版を送るべきところ、誤って生徒氏名が記載されているエクセル版を送付した。
- 同月28日(金曜日)、団体Bからの連絡により氏名の記載されているデータを送ったことに気が付いた担当者が、両団体あてにEメールでデータの廃棄依頼をした。加えて連絡のあった団体Bには電話にて状況の説明を行った。
- 10月2日(火曜日)、団体Aの会員C社から赤羽校に送付されていた求人票の添付書類の中に生徒の氏名があることに担当者が気付き、団体A及びC社に確認したところ、団体Aが氏名の記載されているエクセル版を会員(45社)に送付し、それを受けたC社がエクセル版内にあった氏名を同書類に記載していたことがわかった。
3 事故への対応
- 10月2日(火曜日)、今年度及び昨年度の生徒21名に状況を説明し謝罪するとともに、団体Aに対して改めて電話で連絡しデータの廃棄を行ってもらったうえで会員45社にデータ廃棄を依頼し、その後連絡をとって廃棄の確認を行っている。
- 同月3日(水曜日)13時00分現在の各団体・企業への連絡状況は次のとおり。
- データ廃棄の確認ができた団体・企業 2団体・42社
- データ廃棄依頼の連絡はとれたが廃棄の実施までは確認できていない企業 3社
- データ廃棄の確認ができていない3社について、引き続き確認作業を進めていく。なお、現時点では、被害報告は寄せられていない。
4 今後の再発防止について
- 中央・城北職業能力開発センター赤羽校においては、事故が再発しないようEメールを送信する際の作業手順を見直すなど、個人情報の適切な管理の徹底を図る。
- 産業労働局雇用就業部では、全13校の職業能力開発センター・校及び東京障害者職業能力開発校に対して同様の作業について注意喚起するとともに、改めて職員全員に対して業務に係る個人情報の適切な管理を行うよう徹底を図る。
問い合わせ先
産業労働局雇用就業部能力開発課
電話 03-5320-4715
中央・城北職業能力開発センター赤羽校
電話 03-3909-8333 |