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2018年10月23日 福祉保健局
[参考]
細菌性赤痢は、ヒトやサルに見られる赤痢菌の感染症で、主な症状は発熱、腹痛、下痢などです。潜伏期間は1~5日(通常1~3日)です。
感染経路は経口感染です。菌に汚染された食品等を喫食することにより、感染します。
人から人への感染の場合には、患者の便や菌のついたものに触れた後、手洗いを十分にしなかった場合などに感染を起こす可能性があります。
予防のために、食事前やトイレ後に石鹸と流水による手洗いを行うことが重要です。
また、菌に汚染した可能性のある場所は、アルコールを含む消毒液等を用いて、適切に消毒することが必要です。
年齢別の発生報告は全ての年代で見られますが、青年層が最も多くなっています。
近年は国外からの輸入事例が約70~80%を占めており、推定感染地はインドやインドネシアなどのアジア地域が多くなっています。
対症療法だけで良くなる場合もあります。抗菌薬を使う場合、成人はニューキノロン剤、小児にはホスホマイシンを使用します。
学校保健安全法では第三種の感染症に指定されており、「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」を出席停止の期間の基準としています。
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