2018年10月29日
生活文化局
選挙制度や選挙に関する啓発事業(自由意見)
Q18 選挙制度や選挙に関する啓発事業について、あなたのご意見を自由にお書きください。
(n=432)
- 啓発・広報・教育の充実に関すること…239件
- 選挙(投票)制度に関すること…86件
- 選挙の意義等に関すること…54件
- 選挙運動(候補者)に関すること…30件
- その他…23件
主なご意見
(1)啓発・広報・教育の充実に関すること 239件
- 選挙の仕組みや投票方法などを、若年層にもわかりやすいようにyoutubeにアップするなどしてほしい。
(女性 10代 目黒区)
- 私は、まだ選挙に行ったことはありません。それは選挙権を得てから一度も選挙が無かったためなのですが、そんなこともあり、選挙というものがよく分かっていません。東京都は出前講座で模擬投票を行っているそうですが、私の出身高校では残念ながらありませんでした。模擬投票を行えば、生徒の選挙に対するハードルも下がると思うので、都には、これからもこの取り組みを続けていってほしいと思います。
(男性 10代 国立市)
- 若年層の投票率をあげるため、SNSを積極的に活用するべきだと思う。
(男性 20代 豊島区)
- 私自身が大学生の頃、高大連携事業の一環として大学生が高校を訪れ選挙に対する講演を行いました。それがどれだけ高校生の心に響いたかは分かりませんが、年齢が近い大学生が実際に高校に出向くことで選挙をより身近に感じてもらえたと思うし、改めて自分自身の選挙に対する勉強にもなりました。
(女性 20代 大田区)
- 選挙投票率が低いことは、子供の頃から不思議だったが、自分が大人になって振り返ってみると、自分の親は毎回投票していたし、それが大人としての義務であり、権利行使しない人は政治に文句を言える立場ではないと教えられていた。しかし義務教育期間と高校で、親以外には参加意義をしっかり教えられることも、実際に先生方が投票しているかも分からなかった。選挙が18歳から出来るようにするなら、高校までの間で政治へ参加することへの大切さを毎年授業の取組として行っても良いぐらいだと思う。
(女性 20代 台東区)
- 選挙の投票率があがらない最も大きな理由は「自分が投票しても政治は変わらない。」、「自分の生活には関係がない。」という意識だと感じている。「選挙に行くのが面倒」という意見もあると思う。中学生や高校生に、模擬選挙など啓蒙活動を通じて選挙の大切さを理解してもらうことはとても効果的だと思う。また、都や都議会の広報方法を工夫し、若年層へ向けた情報公開を促進することもよいと思う。
(女性 30代 中野区)
- 小学校高学年、中学生から政治に対してわかりやすく教えること。選挙を通じて政治に参加することで、自分たちの未来が変わることを教えることが大切だと思います。また、テレビやyoutube、SNSで良い活動、投資対効果のある活動をもっとアピールして、政治に対して良いイメージを持つことが大切です。政治家や法案のPDCA(計画、実行、チェック、計画見直し)が必要です。選挙で受かった政治家は、果たして日本のためにどの位貢献したのか。いくらの税金を使っているのか。これからの未来のためにどうしなければならないのか。若者たちが考え行動できるためにも、わかりやすい情報発信が必要だと考えます。子供を持つ親に対して、子供にどのように伝えればよいかを説明することで子供自身の政治への興味が大きくなるかもしれません。
(男性 30代 品川区)
- 周知、という意味では「テレビ」、「インターネット」、「SNS」等が妥当かと思いますが、やはり街頭での大型モニターや著名人のイベントでも選挙の認識は出来るのではないかと思っています。最近は、選挙権も引き下がり、小さいうちから「選挙」とは何かを教える必要性があると感じます。身近に感じられれば、自然と選挙に行く人も増えるかもしれません。
(女性 30代 足立区)
- 親が選挙について誤った認識をもっていると、子どもは幼い頃から、選挙に対して否定的な考えを持ってしまうかもしれません。親が、どうせ投票したって何も変わらないと言い続けていたら、そういうものだと思い込んでしまうかもしれません。そこで、若年層の親世代に向けても、選挙に関する啓発活動を盛んに行っていくべきではないかと思います。
(女性 40代 練馬区)
- 子供の頃から啓発すべきで、子供が選挙に行きたいと言えば、親も必ず行くと思う。子供の手前行かざるをえないし、子供の社会勉強になると思えば親も嬉しいと思う。私はいつも子供を連れて選挙に行っている。子供の頃から選挙に行くのが当たり前と思っていれば選挙権を持つようになったら当然行くと思う。
(女性 40代 文京区)
- 選挙制度は、大人でも分かりにくいところがあります。小学校の児童から啓蒙活動や教育を行うことは大切ですが、大人に対しても教育が必要だと考えます。大人が正しい知識を持てば子供にも分かり易く伝えられると思います。
(男性 40代 八王子市)
- 幅広い世代の投票率が向上することを期待していますが、特に若者への広報を強化してほしいと思います。そのためには、まず私自身が投票行動を確実にするようにしていきたいです。
(女性 50代 大田区)
- 選挙に行くことの必要性をさらに強調して投票への動機付けをするようにしてほしい。また実際に候補者の情報を正しく得る、またはそれぞれの候補者の違いをみつけるにはどうしたらいいかなど、投票する候補者や政党を選ぶための方法を説明することも教育してほしい。
(男性 50代 江東区)
- 選挙制度について、若者たちの選挙に対する関心が薄いので、当然、投票率も低くなります。これを高めるためには、生徒や若い人たちにもっと強い関心を持ってもらいたいです。学校の教育制度の中で、授業の中で教えていかなくてはなりません。もっと今まで以上に、学校で教える授業に、選挙に関する時間を増やしてほしいです。
(男性 50代 八王子市)
- 高校・大学にばかり目を向けずに進学をしていない働く若者にも理解・自発的参加を促せるような啓発事業を進めるべきと思います。又、高校・大学を経て働いている若年層の人たち向けに企業向けの啓発事業も考えてください。もとより、現実の政治に携わる人たちの行動・姿勢が若者達を落胆させていると思います。
(女性 60代 品川区)
- 小学生などの若年層から選挙権取得直後まで継続的に段階をおって実施するのが望ましいと考えます。
(男性 60代 台東区)
- 若い人たちの投票率の低さは問題だと思っている。本来であるならば、30代40代の親が子どもへ家庭で教育していくことだと思うが、親が投票に行かない場合はそれが難しい。10代20代で大勢を教育する機会を増やしていくしかないと思う。前述の中学のリーフレットはとてもわかりやすいので、中学だけでなく駅や公共施設にも置いて配布したらいいと思う。
(女性 60代 国立市)
- 効果のある啓発事業を続けること。マスコミが若い人達の投票率の低さを取り上げ続け、若い人達と丁寧に掘り下げていく。若い人達に大胆な挑戦的、啓発キャンペーンを若い人達と企画・実施すること。
(男性 70歳以上 練馬区)
- これからますますネットやSNSが生活の中の中心になるのですから、大いに利用してほしい。そしてできればグループでおしゃべりできるとよいです。「啓発」という言葉はやめて欲しい。高齢者と若者が語り合う場を作り、一緒に話あうことができれば良いと思う。若い人の忌憚のない意見を引き出して、大人が学んでいきたい。
(女性 70歳以上 世田谷区)
- 若い年代層の選挙投票への参加を促進しないと、今後、本当に必要な政策が実行できる環境が構築できない。年寄層の投票行動は、ややもすると自分にとってメリットが有るか無かで決まる傾向がある。真に、日本、地域の有るべき政治を進めるために、何としても若い年代層の啓発事業が、必要と思う。
(男性 70歳以上 稲城市)
(2)選挙(投票)制度に関すること 86件
- 投票済証明書を提示することで飲食店等で割引等のサービスが受けられる「選挙割」をもっと広めていけば、若年層が選挙に興味を持つきっかけになると思う。
(女性 20代 西東京市)
- 最寄駅での投票が可能になればすごく便利だと思います。投票の時にしか行かない場所だと腰の重い人が多いです。小学校の頃から「自分の1票が結果を作る」という経験をして欲しいので、授業で模擬選挙などを積極的に行ってそれが学校生活でのルールに活かされる体験などをさせてあげてほしいです。20代くらいになると「投票に行くと得をする何か」が無ければ動き難いです。投票証明書での割引を最近知りましたが、スマホに保存できる形にして近隣での割引などが受けられれば楽しめそうです。
(女性 30代 世田谷区)
- 期日前投票のおかげで、投票に行きやすくなり大変助かっている。
(女性 40代 練馬区)
- 転勤族には転勤したばかりだと投票所がわかりにくい。駅やスーパー郵便局でも投票できれば行くと思います。
(女性 40代 日野市)
- 始発から終電まで、ターミナル駅構内に投票箱を設置して、投票しやすくする。
(男性 50代 町田市)
- インターネットでの投票を実施すれば、特に若年層の投票率が飛躍的に向上すると思います。
(女性 60代 世田谷区)
- 若年層の選挙の無関心さは、親の関心度等が影響を及ぼしていると思います。従って、働き盛りの年代にもっと啓蒙活動と諸々の環境・状況づくりを再検討すべきではないでしょうか?子供が投票所に一緒に入場できるアイデアはその意味では、効果が出てくると思います。投票場の開設時間の延長や事前投票所の増加等子供と一緒に投票場に出かける環境・状況づくりを行い啓蒙活動等を含めて、具体策を検討すべきではないでしょうか。
(男性 70歳以上 荒川区)
(3)選挙の意義等に関すること 54件
- 政治への関心や投票など若年層の参画度合いは、家庭環境や教育機関のレベルに大きく影響を受けると思う。子供たちへの啓蒙だけでなく、親世代の政治への関心や意識を向上させる取り組みが必要。家庭内で常日頃から政治について話し合い、どうしたらより良い社会を築いていけるか、子供たちを含めて家族で意見交換が出来るような家庭環境を醸成していきたいと思う。
(女性 40代 豊島区)
- 若年層の選挙に対する意識の低さはやはり各家庭での影響が大きいと思います。子供達が幼いころから親が選挙に行く姿を眺めていれば必然的に選挙の意義、大切さがわかってくるのではないでしょうか。私も子供を同行して毎回選挙に行き、一票の重みを教えてきたつもりですが、家族ぐるみで選挙を捉えていくという家庭内での姿勢と小・中学校等教育現場での啓蒙活動が今後投票率の増加を大きく左右する要因だと考えています。
(女性 50代 台東区)
- 選挙権がもらえる年齢になってから選挙を考えるのではなく、やはり、小さい頃から選挙は自分達の生活を営む上で大切な物と言う教育が必要だと考えられます。選挙を通して自分達の意見が社会に反映され、生活を改善していくことができる実感を持てる社会作りを大人が責任を持って構築する義務があると思います。
(女性 50代 三鷹市)
- 中学生が選挙の勉強をしているとは思わなかった。家庭で選挙に関する話をすることが、一番望ましいといえる。親は、それなりに有権者として立候補者の考え方や、政党の考え方を、知っている。親子で、暮らしをよくするには話し合いを行い、実際の選挙に少しでも関心を持たせる方法が望ましい。
(男性 70歳以上 江戸川区)
(4)選挙運動(候補者)に関すること 30件
- 私は若年層の投票率の低さを問題視しているのですが、その原因はやはり投票しても意見が反映されない、または自分の要望を叶えてくれる公約を掲げる議員がいないという気持ちを彼らが抱いていることにあると思います。若者は学校で政治の授業を聞いていないわけではなく、そこで説明される選挙制度と民主主義を理解して自分たちの意見を尊重してもらえると希望を抱いていますし、選挙に参加する前には各候補のマニフェストに目を通している人も決して少なくはありません。各議員には、若年層の関心をよせる分野により力を入れた選挙運動を行ってほしいと思います。また18歳から投票が可能になり、まだ政治的な話題に関する議論を理解することが難しい人もいると思うので、出来るだけわかりやすく平易な表現で伝えることを心掛けるべきだと思います。
(女性 10代 墨田区)
- 選挙には必ず行きます。投票の前に候補者を選びますが、ホームページを作っていない候補者も見受けられます。伝える努力が足りないと思います。街頭演説や広報車より、今の若者はネットです。候補者全員のホームページを作り、動画なども載せながら、より「伝える」ことを意識して選挙活動を行ってほしいと思います。
(女性 20代 清瀬市)
(5)その他 23件
- 選挙に行かない人に意見を聞くべき
(女性 30代 世田谷区)
- 結局、政治などが変わらなければ選挙に興味持てないと思う。
(男性 40代 世田谷区)