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報道発表資料  2018年10月31日  建設局, 環境局

「第2次ズーストック計画」を策定しました
野生動物を守り伝えるために

東京都は、都立動物園・水族園(建設局所管の恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園の4園及び環境局所管の大島公園動物園の5園を指し、以下「都立動物園等」という)を取り巻く状況の変化を踏まえ、平成元年度(1989年度)に策定した「ズーストック計画」を大幅に見直し、「第2次ズーストック計画」を策定しましたので、お知らせいたします。

1.第2次ズーストック計画の概要

種の保存

野生動物の減少、法規制強化や動物福祉基準の厳格化等により、展示動物の確保が困難な状況が深刻化
⇒対象種(ズーストック種)を50種から124種に拡大し、計画的な繁殖と種の適正管理を推進し、国内外の野生動物保全に取り組む関係機関等との連携を強化しながら、種の保存に取り組みます。

野生生物保全への貢献

生物多様性保全への関心が高まり、都立動物園等への期待も増大
⇒ズーストック種について、生息地外での保全(域外保全)とともに生息地内での保全(域内保全)も計画に位置付け、都立動物園等が培ってきた技術や経験を活かしながら、引き続き、野生動物の保全に貢献していきます。

環境教育や保全の普及啓発

野生動物や地球環境の保全の必要性の高まり
⇒ズーストック種の展示を通じて、自然と共生する持続可能な社会の実現に向けたメッセージを発信していきます。また、都立動物園等が将来の野生動物保全の担い手を育む場となるべく、効果的な環境教育や野生動物保全の普及啓発を推進していきます。

2.第2次ズーストック計画の閲覧

ホームページにて閲覧できます。

【参考】ズーストック計画

ズーストック計画は、都立動物園等が飼育展示する動物たちの保全を図るため、平成元年度(1989年度)に策定されました。「動物園に必要な動物は、野生から得るのではなく、動物園で繁殖させ展示するべき」という考えのもと、50種を「ズーストック種」として選定し、繁殖に取り組んできました。これまで、ズーストック種50種のうち38種で繁殖に成功するなど、飼育繁殖技術の向上や野生復帰への貢献といった成果をあげています。

種の保存の例

アイアイの写真
アイアイ(関係機関と連携し繁殖を推進する)

野生動物保全の例

アカハライモリの写真
アカハライモリ(生息地の環境づくりに取り組む)

環境教育や保全の普及啓発の例

シンポジウムの様子の写真
講演会やシンポジウム等の開催
(写真は平成28年(2016年)開催、ジャイアントパンダ国際交流シンポジウム)

 

問い合わせ先
(上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園に関すること)
建設局公園緑地部計画課
電話 03-5320-5374
(大島公園動物園に関すること)
環境局自然環境部緑環境課
電話 03-5388-3508

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