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報道発表資料  2018年11月19日  産業労働局

先端医療機器アクセラレーションプロジェクト支援対象者を決定しました!

東京都では、高度管理医療機器等先端医療機器開発のモデルケースを創出することにより、優れた後続企業の参入を促進し都内で先端医療機器のエコシステム構築を目指します。
本プロジェクトでは、優れた技術やビジネスアイデアを持つベンチャー・中小企業に対し、都内に集積する臨床や薬事などの各分野の専門家による集中的な指導・助言を通じて、医療の発展に貢献する先端医療機器の開発・事業化に向けた支援を行います。
このたび、本プロジェクトの支援対象者3者が決定しましたので、お知らせいたします。
今後、採択する3者の中から1者には最大6億円の助成金による開発支援を行います。

プロジェクト支援対象者及びビジネスプラン

※会社名のあいうえお順に掲載

会社名又はチーム名 ビジネスプラン名 ビジネスプラン内容(詳細は別紙(PDF:493KB)
株式会社Alivas 難治性便秘に対する新規治療医療機器の開発 一般人口の14-17%が罹患していると言われる慢性便秘。命に関わる疾患ではないため、軽く見られがちだが、生活の質(QOL)の低下や、労働生産性への悪影響は非常に大きいことが知られている。現在、便秘の治療法は下剤の内服治療が基本であるが、特に難治性便秘患者にとって、その効果は十分とは言えず、患者さんは症状に苦しみながらの生活を強いられているのが現状である。Alivasは便秘治療に新たな選択肢を提供すべく、世界初となる便秘の血管内治療用医療機器の開発に取り組んでいる。
BioARC株式会社 生体吸収性高分子多糖体による革新的粘膜下注入材の開発 粘膜下注入材は、食道・胃・大腸の早期がんを内視鏡的に切除する場合、手術を容易に行う目的で使用される。ヒアルロン酸は優れた粘膜下注入材であるが、医療現場には「高い」「使い勝手が悪い」「注入しづらい」という声がある。本事業では、以上の問題点を解決すべく、安価・安心・安全で、操作性に優れた粘膜下注入材を開発し、東京都発の先端医療機器を世界にむけ販売する。
MatriSurge(仮) 世界初の臓器復元機能による手術後合併症の軽減と透析患者減少をもたらす新素材 本事業は、これまで治療法のなかった「腎臓癌に対する腎部分切除後」の機能回復、および指定難病となっている常染色体優性遺伝性疾患「多発性嚢胞腎」を治療のターゲットとし、決して体内で自己再生しないと言われる腎臓の、自己修復能を呼び起こすことが可能な画期的な生体医療材料を開発し事業化するものである。本医療材料を使った新規治療によって、本邦だけで30万人を超える新規透析患者の大幅な減少が期待される。

支援内容

  • 採択事業者ごとに専任のカタライザー【注1】を1名配置し伴走支援を行います。
  • カタライザーは、採択事業者の進捗度合に応じたそれぞれの段階で必要となる指導・助言を各種専門家【注2】と連携し行います。
  • 採択事業者3件中1件には、助成金による開発支援を行います。ただし、審査により一定以上の評価を得た案件に限ります。(1期あたり最長3年・上限3億円、助成率3分の2。マイルストーン達成により最長2期利用可。)

【注1】カタライザーとは、支援対象企業に定期的に訪問し、プロジェクトの進捗管理を行うとともに、進捗度合に応じて、各種専門家と連携した指導・助言を行う者のことです。

【注2】専門家とは、医療機器開発及び医工連携に係る高度かつ専門的な知見(臨床、薬事、保険、工学、知財、ビジネス等)を有する者で、カタライザーの求めに応じて、開発プロジェクトに対する指導・助言を行う者のことです。

支援内容のイメージ画像

支援体制

支援体制のイメージ画像

「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「スマート シティ 政策の柱4 国際金融・経済都市」

問い合わせ先
産業労働局商工部創業支援課
電話 03-5320-4693

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