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2018年12月13日 建設局, (公財)東京動物園協会
井の頭自然文化園(園長 日橋一昭)では、彫刻館特設展 Art and the Zoo vol.5「どいて どいて 舟がでるよ鋳金家 本山ひろ子作品展」を開催します。今回で5回目となる「Art and the Zoo【注】」は、千葉県佐倉市を拠点に鋳金家として活躍している本山ひろ子氏の作品展です。
「鋳金」とは、金属を溶かして型に流し込む制作技法のことです。ブロンズなど金属でできた彫刻の制作は、粘土で形をつくり、型取り、鋳造(金属を溶かして型に流し込む)、成形、着彩などの複雑な過程を経て完成します。型取り以降の工程は、それぞれ専門の職人の手によるものも多くある中、本山氏は原型をつくるだけでなく、全ての工程を自らアトリエで行います。塊だったものが、溶け、また固まる。火の力を借りて形を変幻自在に変える素材と対話しているような本山氏の作品はどこかユーモラスで、シンプルな形の中に柔らかさと力強さを併せ持っています。
この特設展は、動物のブロンズ作品を中心に、制作過程の映像資料を加えて構成されます。本山氏の作品を通して金属の多様性、新たな彫刻の魅力を発見する機会となるでしょう。
【注】「Art and the Zoo」とは
当園では彫刻館の一部を使用して、さまざまな作家の作品を特設展として展示してきました。今後も芸術と動物園をつなげるような企画展を実施していくという意味を込め、このテーマを決めました。
鋳造作業のようす |
平成31年1月19日(土曜日)~6月9日(日曜日)
9時30分~16時30分(彫刻館の閉館時間まで)
動物園(本園)彫刻館B館
本山ひろ子氏(鋳金家)
私のまわりに生きる植物や動物達
彼らのまなざしはいつも真っすぐで、そんな彼らから私は多くを学びます
太陽がのぼれば朝で
暗くなれば夜が来ること
暑くなったら木陰で休んで
寒くなったら寄り添うこと
美味しいものを見つけたら、知らせたくなること
そばにいるのは、ただ好きだからということ
彼らのように純粋に生きられないけれど、彼らのまなざしや、そこから気付いたことを一つの形に留めておきたいと思うのです
鋳造作業を行う作者 |
作品「オウギバト」 | 作品「ごきげん」 |
作品「87(ハナ)」 |
金属を溶かして型に流し込むという鋳金の工程を、扱いやすい「ピューター」を原料に使って体験することができます。世界にひとつしかない、鋳金による作品をつくってみましょう。
※申込方法などの詳細については、平成31年2月上旬に井の頭自然文化園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。
ワークショップイメージ1 | ワークショップイメージ2 |
井の頭自然文化園
※開園日については東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご覧いただけます。
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