2019年03月15日
中央卸売市場
旧築地市場解体工事のアスベスト処理状況について(中間報告)
東京都では、旧築地市場の解体工事におけるアスベスト処理を適切に行うため、関係法令等に基づき、受託事業者や地元区と緊密な連携を図りながら工事を進めています。
この度、昨年12月に処理を開始してから現時点までの進捗状況とアスベスト測定結果をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせします。
記
- 旧築地市場の解体対象の全155棟のうち、アスベスト除去対象建物数は現時点で72棟(住民説明会を開催した平成30年9月時点では55棟)
- 72棟中、アスベストの飛散性が高く、隔離養生の設置が必要なもの(レベル1及びレベル2の一部)は29棟で、施工エリアは40か所
- 3月9日(土曜日)現在、20か所の施工エリアで処理が完了しており、全40か所が完了するのは本年7月頃を予定している。
2 アスベスト測定結果
- 周辺環境への飛散状況を確認するため、環境確保条例に基づき建物周囲で行う「敷地境界における測定」では、いずれにおいても評価目安を超えたアスベストは検出されなかった。
- アスベスト飛散防止対策に万全を期すため、作業場の隔離状態など対策の実効性を把握する目的で任意に行っている「作業場の近傍での測定」では、20か所のうち1か所の施工エリアで評価目安を超えたアスベストが検出されたが、隔離養生の状況などを再点検したうえで再度測定を行ったところ、評価目安内であることを確認した。
3 東京都における対応等
- 敷地境界(建物周囲)における測定において、評価目安を超えた箇所はなく、周辺環境への影響はないものと考えられる。
- 作業場近傍における測定のうち1か所において評価目安を超えるアスベストが検出された原因については、隔離養生の範囲が不十分であったため、作業に伴い検出したものと考えられる。
- 全工区の受注者に対して、作業前点検の徹底や慎重な施工について改めて注意喚起を行うとともに、アスベスト問題に取組む専門家による特別講習を実施した。
- 作業場の状況に応じた、適切な隔離養生の設置や作業環境の入念な点検など、関係部局と連携して指導を強化し、再発防止の徹底を図った。
※アスベスト処理について(PDF:1,412KB)
※参考資料 アスベスト粉じん濃度測定の概要等(PDF:146KB)
問い合わせ先
中央卸売市場事業部施設課
電話 03-5320-5771 |