2019年03月27日
福祉保健局
2018年HIV感染者・AIDS患者及び梅毒患者の発生動向等について
都は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、感染症発生動向調査を行っています。
このたび、同調査により2018年に新たに都へ報告されたHIV感染者・AIDS患者及び近年急増している梅毒患者の発生動向と、都内保健所等でのHIV検査実績を取りまとめましたので、お知らせいたします。
- HIV感染者・AIDS患者を合わせた数は422件、内訳はHIV感染者が351件、AIDS患者が71件で、ともに前年から減少した。(別添「AIDS News Letter No.171」(PDF:348KB)、図-1)
【報告数の概要】
- 外国籍男性は62件で、前年より21件減少したものの、過去3番目に高い報告数となった。(図-2)
- 推定感染経路別では、性的接触によるものは87.9%を占め、中でも男性の同性間性的接触によるものが74.4%であった。(図-3)
- 年代別の割合は、HIV感染者は20~30歳代が67.8%、AIDS患者は30~40歳代が59.2%であった。(図-4)
- 保健所等でのHIV検査件数は29,576件で、前年から約10%増加した。(図-6)
- 梅毒の患者報告数は1,775件で、前年より13件減少したものの、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で2番目に高い報告数となった。(図-9)
都民の皆様へ
- 性感染症の予防には、コンドームを正しく使うことが有効です。
- HIVは感染しても自覚症状はほとんどありません。また、梅毒は症状が軽微または全くない場合もあり、気付かない間に病気が進行することがあります。このため、検査で早めに感染の有無を確認することが重要です。
- HIV検査と梅毒検査は、保健所等の公的機関で同時に、匿名・無料にて受けることができます。詳細は東京都HIV検査情報Webで検索してください。
問い合わせ先
福祉保健局健康安全部感染症対策課
電話 03-5320-4487 |