2019年03月29日　 財務局, 病院経営本部, 東京消防庁

都有建築物における免震・制振オイルダンパーの国土交通大臣認定等への不適合について（第四報）

平成31年1月31日に都有建築物7施設のダンパーについて調査状況および東京アクアティクスセンターと有明アリーナの対応について公表したところですが、7施設の現在の調査状況、及び、東京アクアティクスセンターと有明アリーナ以外の5施設の対応について、お知らせいたします。

1　都有建築物7施設の調査状況（受注者等からの報告）

	施設名	免震・制振	計画数	設置済数	内訳
					適合		不適合	不明
				計	都確認済【注1】	都未確認【注2】
1)	東京都庁第一本庁舎	制振	188本	150本	20本	109本	-	21本
2)	東京都庁第二本庁舎	制振	110本	101本	17本	72本	-	12本
3)	東京アクアティクスセンター	免震	16本【注3】	8本【注4】	8本	-	-	-
		制振	16本	16本	16本	-	-	-
4)	有明アリーナ	免震	16本	16本【注4】	16本	-	-	-
5)	都立松沢病院	免震	48本	48本	-	-	-	48本
6)	東京消防庁芝消防署	免震	4本	4本	-	-	-	4本
7)	東京消防庁深川消防署豊洲出張所	免震	4本	4本	-	-	-	4本

【注1】事案公表を受け、都の立会や第三者機関による客観的な資料により性能を確認したもの
【注2】事案公表以前に設置したダンパーで、受注者等から適合と報告のあったもの
【注3】未搬入の残り8本についても適合を確認済
【注4】現場に搬入済（未設置）

2　東京都庁第一本庁舎、第二本庁舎における対応

以下のとおり、対応を行います。

1. 「不明」と報告のあった制振ダンパー
   受注者から不明と報告のあった第一本庁舎21本、第二本庁舎12本、計33本の制振ダンパーについては、取り外して再検査し、設計基準外のものは調整した上で、再設置します。その際、第三者機関に加え、都の検査立会を実施し、ダンパーの性能を確認していきます。
2. 「適合」と報告のあった制振ダンパーのうち都未確認のもの
   第一本庁舎109本、第二本庁舎72本、計181本の都未確認の制振ダンパーについては、都による追加の確認として、JIS規格に準拠し下表のとおり、抜取調査を実施します。

施設名	製品型式	都未確認数		抜取調査数
都庁第一本庁舎	BDH2000	109本	177本	18本	30本
都庁第二本庁舎	BDH2000	68本		12本
	BDH1500	4本		4本
計		181本		34本

3　都立松沢病院における対応

不明と報告があったため、今後新規製品に交換します。

4　東京消防庁芝消防署、東京消防庁深川消防署豊洲出張所における対応

不明と報告があったため、今後新規製品への交換等を行っていきます。

問い合わせ先 （1）、2）の対応に関すること） 財務局建築保全部庁舎整備課 電話　03-5388-2787 （3）、4）の対応に関すること） 財務局建築保全部オリンピック・パラリンピック施設整備課 電話　03-5388-2845 （5）の対応に関すること） 病院経営本部経営企画部総務課 電話　03-5320-5806 （6）、7）の対応に関すること） 東京消防庁総務部施設課 電話　03-3212-2111 （不適合ダンパー全般に関すること） 財務局建築保全部技術管理課 電話　03-5388-2859