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2019年05月15日 福祉保健局
5月14日に、都外で感染したと推定される「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)患者の発生届が、都内の医療機関から提出されました。
この感染症は、主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで起こるもので、都において患者発生が報告されたのは、平成25年3月4日に国が四類感染症に指定して以降、初めてとなります。(全国では400例以上報告されています。)
※患者・御家族の人権尊重・個人情報保護に御理解と御配慮をお願いします。
主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。
主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで感染します。空気感染や飛沫感染の報告はありません。
我が国では、2013年1月に、初めて患者が報告され、2019年4月24日現在、西日本を中心とした23府県で、合計404人の患者が報告されています。
マダニは、様々な感染症を媒介することがあるため、咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが大事です。また、屋外活動後はマダニに咬まれていないか確認して下さい。
マダニに吸血された場合には、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などを受診してマダニを除去してもらって下さい。また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
※別紙 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは(PDF:258KB)
問い合わせ先 福祉保健局健康安全部感染症対策課 電話 03-5320-4482 |
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