2019年05月23日
産業労働局
東京都中小企業の景況
令和元年5月調査
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
4月の景況
業況:大幅に改善
見通し:わずかに悪化
- 4月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-25(前月-37)と前月より大幅に改善した。今後3か月間(5~7月)の業況見通しDI(当月(4月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-18(前月-15)とわずかに悪化した。
- 業種別の業況DIをみると、卸売業(-37→-20)は17ポイント増加、製造業(-35→-23)は12ポイント増加、小売業(-57→-46)は11ポイント増加しいずれも大幅に改善、サービス業(-23→-17)も6ポイント増加し、全ての業種で改善した。
- 前年同月比売上高DI(-32→-28)は4ポイント増加しやや改善した。業種別にみると、卸売業(-30→-16)は14ポイント増加し大幅に改善、サービス業(-24→-18)は6ポイント増加し改善した。製造業(-30→-31)はほぼ横ばいで推移し、小売業(-48→-51)は3ポイント減少しわずかに悪化した。
- 業種別の業況見通しDIをみると、サービス業(-13→-10)は3ポイント増加しわずかに改善した。一方、製造業(-14→-20)は6ポイント減少し悪化、小売業(-24→-29)は5ポイント減少しやや悪化、卸売業(-12→-15)は3ポイント減少しわずかに悪化した。
業況DI・業況見通しDI(全体)
(季節調整済DI) |
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付帯調査 都内中小企業の事業資金に関する調査(令和元年5月調査)
概要
- 主な取引金融機関は、「都市銀行」が53.4%と最も高く、次いで「信用金庫」が33.2%となった。
- 主な取引金融機関の借入や返済に対する姿勢をDI値(「緩やか」-「厳しい」)でみると38.1となった。「緩やか」が「厳しい」を上回る状況が続いているが、前回と比べてDI値は1.1ポイント上昇した。
- 主な取引金融機関からの借入金利の傾向は、「変化なし」が76.6%と7割以上を占めて最も高い。
- 最近の借入金利は、「1%台」が40.4%と最も高く、次いで「1%未満」が27.6%、「2%台」が23.9%となった。
- 今後3か月間の資金需要をDI値(「増加する」-「減少する」)でみると、15.7と前回と比べて3.4ポイント低下した。
- 金融機関からの借入金総額の状況は、前年同時期と比べて「変化なし」が41.4%と最も高く、次いで「減少した」が39.9%となった。今後1年内に借入金総額が現在額を上回ることがあるかについては、「ある」が16.7%となった。
調査の概要
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局 商工部 調整課
4 回収期間
令和元年5月1日~令和元年5月10日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業数(回答率)1,326企業(34.2%)
(業種別)
製造業 350企業(31.1%)
卸売業 343企業(39.2%)
小売業 287企業(32.8%)
サービス業 346企業(34.6%)
(規模別)
小規模 568企業(34.6%)
中小規模 271企業(36.3%)
中規模 293企業(38.5%)
大規模 185企業(35.7%)
規模不明 9企業(4.4%)
※全文掲載ホームページ
問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639 |