〔別紙2〕

令和元年度「東京都中小企業技能人材育成大賞」受賞企業
【主な人材育成の取組】

大賞

興亜硝子株式会社（外部サイトへリンク）＜ものづくり部門＞

硝子容器製造業、従業員352名、江戸川区

• 工場等部署ごとに課長から担当者までの小集団チーム（10名程度×20チーム）を編成。各部署で抱える技術的課題の解決に向けたテーマ・目標を毎年定め、改善活動を実践。年1回の全社発表会で取組の報告、講評を行い、優秀なものについては表彰を実施。こうした取組を継続的に行うことで、部署内及び社内全体での技能向上や技能の継承を図り、生産性や品質の向上に寄与。
• 教育・訓練規程を定め、社員個々の経験・能力を踏まえて計画的、段階的に部門別・職層別の教育訓練を実施。品質に影響する業務従事者を対象とした力量認定教育、製びん技師・検査技師等社内独自の資格（初級～上級）など、継続的に技能向上を図る教育訓練や制度を整備。
• 定年後再雇用制度を設け、技術・営業部門を中心に継続雇用を図っている。特に技術部門においては、顧問的な役割で若手社員に技能の目的等を考えさせヒントを授けながら「気付き」を与える方法で技能継承を図っている。

優秀賞（1社）

株式会社田中電気研究所（外部サイトへリンク）＜ものづくり部門＞

電気機械器具製造業、従業員36名、世田谷区

• 入社3年経過の社員を対象に技能検定（電子機器組立）取得を義務化し、技能検定1級以上を取得した社内技能者を指導者として準備講習会を実施。パート社員を含め工場従業員全体の約7割が取得。
• 経営方針を基に社長自ら毎年育成テーマ（現場力向上等）を掲げ、若手社員や管理職等対象者を選抜し、外部講師を活用した選抜者研修を隔月で1年間実施。第三者の視点も取り入れ、選抜者の能力向上を効果的に図っている。

奨励賞（2社）

林屋コンクリート工業株式会社（外部サイトへリンク）＜ものづくり部門＞

コンクリート製品製造業、従業員77名、板橋区

• 業界団体が行う技能講習への受講に限らず、人間性を磨く観点から、新人・ライン長を対象に外部講師とマンツーマンで社会人基礎（作法・話す等）、リーダー研修（コミュニケーション・一般教養等）を随時実施し、意欲の向上につなげている。

株式会社信栄テクノ（外部サイトへリンク）＜ものづくり部門＞

切削微細精密部品加工業、従業員12名、大田区

• 作業手順書やデータによる加工条件共有化ファイルの作成、製造部門内のジョブローテーションを行うことで、熟練技能者から若年技能者への技能継承や技術の標準化を図っている。