2019年10月23日
産業労働局
東京都中小企業の景況
令和元年10月調査
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
9月の景況
業況:3か月連続で改善
見通し:やや悪化
- 9月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-21(前月-27)と3か月連続で改善した。今後3か月間(10~12月)の業況見通しDI(当月(9月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-27(前月-22)とやや悪化した。
- 業種別の業況DIをみると、卸売業(-32→-14)は18ポイント増加し大幅に改善した。小売業(-38→-33)は5ポイント増加しやや改善、サービス業(-14→-12)は2ポイント増加しわずかに改善した。製造業(-28→-28)は横ばいで推移した。
- 前年同月比売上高DI(-37→-23)は14ポイント増加し大幅に改善した。業種別にみると、卸売業(-40→-13)は27ポイント増加し非常に大幅な改善、小売業(-47→-34)は13ポイント増加、サービス業(-24→-13)は11ポイント増加しともに大幅に改善した。製造業(-39→-33)は6ポイント増加し改善した。
- 業種別の業況見通しDIをみると、卸売業(-18→-28)は10ポイント減少し大幅に悪化、製造業(-22→-28)は6ポイント減少し悪化した。サービス業(-14→-17)は3ポイント減少、小売業(-38→-40)は2ポイント減少しともにわずかに悪化した。
業況DI・業況見通しDI(全体)
(季節調整済DI) |
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都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況
四半期調査:令和元年第3四半期(7~9月)
※「第3」の正しい表記はローマ数字です。
- 設備投資:わずかに増加
- 採算状況:ほぼ横ばいで推移
- 資金繰り:やや改善
- 雇用人員:2期連続で不足感が緩和
概要
- 設備投資
設備投資の動向を後方4四半期移動平均でみると、当期(令和元年7~9月)に設備投資を「実施した」割合は20.7%となり、前期の20.4%からわずかに増加した。
- 採算状況
当期の採算状況を「黒字」とした企業割合-「赤字」とした企業割合でみると、-4.1(前期-4.5)とほぼ横ばいで推移した。
- 資金繰り
当期の資金繰り状況を資金繰りDI(「楽」-「苦しい」)でみると、-15.9(前期-17.1)となり、前期と比べてやや改善した。
- 雇用人員
当期の雇用状況を雇用人員DI(「不足」-「過剰」)でみると、18.3(前期19.9)となり、2期連続で不足感が緩和した。
調査の概要
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局 商工部 調整課
4 回収期間
令和元年10月1日~令和元年10月8日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業数(回答率) 1,319企業(34.0%)
(業種別)
製造業 365企業(32.4%)
卸売業 345企業(39.4%)
小売業 268企業(30.6%)
サービス業 341企業(34.1%)
(規模別)
小規模 565企業(35.5%)
中小規模 269企業(37.3%)
中規模 289企業(38.9%)
大規模 186企業(36.1%)
規模不明 10企業(3.3%)
※全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)
問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639 |