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2019年10月24日 福祉保健局
フレイルとは、高齢者が加齢や病気により、心身・生活・社会的の3つの機能が徐々に低下して要介護状態に近づくことです。フレイルを予防し、いつまでも健康でいきいきと生活するためには、栄養バランスの良い食事を心がけ、低栄養を防ぐことが大切です。高齢化の進展に伴い、コンビニエンスストアなどで販売されている弁当や総菜を利用する一人暮らしの高齢者も増えています。弁当などを利用する場合も、多様な食品が含まれる商品を選ぶことで、フレイルの原因となる低栄養を防ぐことができます。
そこで、東京都では、食を通じた健康づくりに積極的に取り組んでいる株式会社ファミリーマートと共同し、都内のコンビニエンスストア約2,400店舗を通じて、フレイル予防のための食生活【注1】に関する情報発信を行います。
【注1】フレイル予防のための食生活
栄養素の偏りを少なくするために、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要。とくに低栄養状態を防ぐためには、たんぱく質を多く含む食品(肉、魚介類、卵、大豆・大豆製品)を毎食とることが大切。
ファミリーマート店内の弁当や総菜コーナーの商品棚に、商品に使われている10食品群【注2】を表示した価格カード(下図)を掲出します(対象商品20種)。商品に含まれる食品が一目でわかるので、食べていない食品が使われているメニューを選んだり、組み合わせたりする際の参考になります。
【注2】10食品群
肉、魚介類、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、海藻類、果物、いも、油脂のこと。これらの食品群をまんべんなく食べることで、フレイル予防に役立つたんぱく質やビタミン類等の栄養素をとることができる。
使用している食品が色付きで表示されています
都民の皆さんにフレイルについて知ってもらうことを目的に作成したリーフレット(PDF:942KB)(別添)を、店内で配布します。フレイルの基礎知識や予防のための食事の工夫点、メニューの組み合わせ方法などをコンパクトにまとめ、いつでも見返して活用できるリーフレットです。
また、今回の取組を紹介するポスターを店内に掲示します。
店内掲示ポスター
このポスターが目印!
今回の取組に合わせて、10食品群のうち7食品群が揃ったビビンバ丼をファミリーマートが開発し、販売します。主食・主菜・副菜が1品で揃うので栄養バランスもよく、混ぜることで食べやすいおすすめメニューです。
「フレイル予防のための食生活に関する情報発信」の詳細については、福祉保健局ホームページ(とうきょう健康ステーション)をご覧ください。
こちらのホームページでは、フレイルのときに低下する3つの機能やフレイルを予防する食事の工夫について紹介しています。また、作成したリーフレットも掲載しています。
「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「ダイバーシティ 政策の柱2 高齢者が安心して暮らせる社会」
「ダイバーシティ 政策の柱3 医療が充実し健康に暮らせるまち」
問い合わせ先 福祉保健局保健政策部健康推進課 電話 03-5320-4357 |
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