2019年11月27日
総務局
「汚職等防止策検討結果報告書(最終報告)」について
昨年11月に発覚した事故に関し、汚職等防止部会(部会長 多羅尾副知事)において検討を行ってきた汚職等防止策について、最終報告をまとめましたのでお知らせします。
1 主な事故の概要
(1) 浄水場職員による情報漏えい
- 平成22年度から平成26年度までの間に、水道局の複数の浄水場において、当該事業所に所属する職員が排水処理作業委託契約の設計金額に関する情報を漏えいした。
- 職員の特定には至らなかったが、平成21年度にも排水処理作業委託契約の設計金額に関する情報が事業者に流出していたことが判明した。
(2) 契約課職員による情報流出
- 平成28年度に水道局経理部契約課において、所属職員が排水処理作業委託契約に関する書類を受託事業者へ交付する際に誤って非公表の予定推定総金額が記載された書類を交付した。
2 全庁的に取り組む汚職等防止策<主な取組>
中間報告に掲げた汚職等防止策を充実・強化したもの
- 情報漏えいや入札談合の防止に関する法令等についての意識啓発
- 研修を実施し情報漏えいの意識啓発を図るとともに、厳格管理情報の適切な管理を周知徹底
- 全庁のコンプライアンス推進月間を活用した意識啓発
- 職員が自分ごととして考えるために、今回の事故をベースとした事例をもとに職場討議を実施
- 管理職が職場討議の結果を把握し、自らの考えや職員へのアドバイスをフィードバック
中間報告以降に明らかになった課題へ対応したもの
- 職層別に行われる研修の見直し
- 今回の事故をベースにした事例をもとにケーススタディを実施、求められる職務や職責への理解を促進
- 上司は部下職員の状況把握に努め、タイミングを逸することなく適切な指導を行うよう研修により注意喚起
- 相談のできる職場づくり
- 職場の不適正事案等を共有することの重要性を研修等で周知。職場の課題を率直に話し合える環境を整備
- 重大事故と関連する制度を所管する部門と事故原因の分析結果を共有、再発防止を図る
汚職等防止策実施状況の確認
- 汚職等防止策の内容や有効性を定期的に確認し、必要に応じ見直し・改善を図る
※汚職等防止策の概要については、別紙「汚職等防止策の概要」(PDF:348KB)をご覧ください。
※汚職等防止策の詳細については、別紙「汚職等防止策検討結果報告書(最終報告)」(PDF:1,640KB)をご覧ください。
問い合わせ先
総務局コンプライアンス推進部コンプライアンス推進課
電話 03-5388-2408 |