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2020年02月18日 生活文化局
本調査は、文部科学省が全国の小学校、中学校、高等学校(全日制・定時制・通信制)及び特別支援学校を対象に、平成30年度(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)における「暴力行為」、「いじめ」、「長期欠席」及び「高等学校における中途退学者等」等の実態把握のため実施したものである。
このうち、東京都内の私立学校分を取りまとめたものは、以下のとおりである。
※学校数及び児童生徒数は、平成30年度学校基本調査(平成30年5月1日現在)による。
ただし、「(4) 私立高等学校における中途退学者数等の状況」については、平成30年4月1日現在の高等学校(全日制・定時制・通信制)の生徒(生徒数 184,470人)が対象である。
平成29年度に比べ、暴力行為の発生件数は小学校、中学校、高等学校において増加している。
学校の管理下での暴力行為は、小学校12校で20件(16件)、中学校51校で219件(200件)及び高等学校68校で183件(152件)発生している。
学校の管理下以外での暴力行為は、小学校で0件(0件)、中学校3校で3件(5件)及び高等学校5校で7件(5件)発生している。
※本調査における「暴力行為」とは、「自校の児童生徒が、故意に有形力(目に見える物理的な力)を加える行為」をいい、被暴力行為の対象によって、「対教師暴力」(教師に限らず、用務員等の学校職員も含む。)、「生徒間暴力」(何らかの人間関係がある児童生徒同士に限る。)、「対人暴力」(対教師暴力、生徒間暴力の対象者を除く。)、学校の施設・設備等の「器物損壊」の四形態に分けている。
平成29年度に比べ、いじめの認知件数は小学校、中学校、高等学校において増加している。特別支援学校においては、昨年に引き続きいじめの認知件数は無しとなっている。
いじめは小学校24校で120件(70件)、中学校82校で365件(355件)、高等学校74校で248件(148件)認知しており、特別支援学校は0件(0件)となっている。
いじめの発見のきっかけとしては、「アンケート調査など学校の取組により発見」が1番多く262件、2番目に「本人からの訴え」162件、3番目に「当該児童生徒(本人)の保護者からの訴え」148件となっている。
いじめの態様については、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が470件と最も多く、次に「仲間はずれ、集団による無視をされる」132件、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」125件となっている。
※本調査における「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。
平成29年度に比べ、長期欠席者数は小学校、中学校、高等学校において増加している。
平成30年度の長期欠席者数は、小学校で149人(142人)、中学校で2,048人(1,852人)となっている。高等学校は、2,240人(1,954人)で、全日制2,173人(1,893人)、定時制67人(61人)となっている。
※本調査における「長期欠席者数」とは、平成30年度間(平成30年4月1日から平成31年3月31日までの1年間)に「病気」、「経済的理由」、「不登校」等により連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒をいう。
平成29年度に比べ、退学となった生徒数は全日制、通信制において増加し、定時制において減少している。
退学者数は2,634人で、全日制は2,173人(2,011人)、定時制は31人(42人)、通信制は430人(377人)である。
平成30年度の自殺者数は9人で、小学校は0人、中学校は1人、高等学校は8人である。
※別紙資料 「平成30年度問題行動調査(全文)」(PDF:464KB)
問い合わせ先 生活文化局私学部私学行政課 電話 03-5388-3194 |
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