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2020年03月16日 福祉保健局
フレイル【注1】を予防し、いつまでも健康でいきいきと生活するためには、栄養バランスの良い食事を心がけ、低栄養を防ぐことが大切です。
そこで、東京都では、食を通じた健康づくりに積極的に取り組んでいる株式会社ファミリーマートと共同で、フレイル予防のための食生活【注2】に関する情報発信を、都内のファミリーマート約2,400店舗で以下の通り行います。
【注1】フレイル
高齢者が加齢や病気により、心身・生活・社会的の3つの機能が徐々に低下して要介護状態に近づくこと。
【注2】フレイル予防のための食生活
栄養素の偏りを少なくするために、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要。とくに低栄養状態を防ぐためには、たんぱく質を多く含む食品(肉、魚介類、卵、大豆・大豆製品)を毎食とることが大切。
ファミリーマート店内の弁当や総菜コーナーの商品棚に、商品に使われている10食品群【注3】を表示した価格カード(下図)を掲出します(対象商品20種)。商品に含まれる食品が一目でわかるので、食べていない食品が使われているメニューを選んだり、組み合わせたりする際の参考になります。
【注3】10食品群
肉、魚介類、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、海藻類、果物、いも、油脂のこと。これらの食品群をまんべんなく食べることで、フレイル予防に役立つたんぱく質やビタミン類等の栄養素をとることができる。
使用している食品が色付きで表示されています
フレイルについて知ってもらうことを目的に作成したリーフレットを店内で配布します。フレイルの基礎知識や予防のための食事の工夫点、メニューの組み合わせ方法などをコンパクトにまとめ、いつでも見返して活用できるリーフレットです。
また、今回の取組を紹介するポスターを店内に掲示します。
メニューの組合せ例を紹介しています
店内掲示ポスター
このポスターが目印!
今回の取組に合わせて、10食品群の食材を使った「10品目のいろどり弁当」をファミリーマートが開発し、販売します。厚焼き卵や焼鮭など日ごろから食べ慣れているおかずを少量ずつ取り揃え、フレイル予防に役立つ「たんぱく質」をとることができるお弁当です。
厚焼き卵、焼鮭、鶏つくね、チキン南蛮、エビフライなど、たんぱく質がとれるおかずを揃えました。野菜は出汁煮にするなど、食べやすさにも配慮しています。飽きずに食べ進むことができるように工夫されています。
「フレイル予防のための食生活に関する情報発信」の詳細については、福祉保健局ホームページ「とうきょう健康ステーション」をご覧ください。
こちらのホームページでは、フレイルのときに低下する3つの機能やフレイルを予防する食事の工夫について紹介しています。また、作成したリーフレットも掲載しています。
問い合わせ先 福祉保健局保健政策部健康推進課 電話 03-5320-4357 |
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