2020年04月06日
病院経営本部
都立墨東病院の受託会社による患者情報の誤送信について
この度、墨東病院から「IAレポートシステム保守点検委託」を受託している株式会社セノー(所在地 東京都立川市柴崎町2-2-16、以下「受託会社」という)が、患者の氏名等が記載された資料を誤ったメールアドレスに送信したことにより、患者情報(5名分)を誤送信する事故が発生しましたので、お知らせいたします。当該患者及び関係者の皆様に、深くお詫び申し上げます。
1 誤送信した患者情報
死亡例報告システム(以下「同システム」という)の画面のスクリーンショット【注】5名分
【注】患者ID、氏名、年齢、性別、死亡年月日時が記載。ただし、うち1名は氏名の記載なし。
2 誤送信の状況
(1) 誤送信の時期
令和2年4月3日(金曜日)午後2時8分
(2) 経緯
- 令和2年4月3日(金曜日)午後1時51分
受託会社の従業員Aが、同システムの導入を検討している他病院を訪問し、当該病院の担当者と打合せを行っていた。打合せ中、従業員Aは、同システムの説明に用いるため、会社に待機していた従業員Bに対して、従業員Aの個人のメールアドレスに画面イメージのデータファイルを送信するよう指示した。(スマートフォンで画面イメージを見せて説明することを意図していた。)
- 同日 午後2時8分
従業員Bが同システムの画面をスクリーンショットで画像化し、Eメールで送信した。画像化した画面には、患者情報(患者ID、氏名、年齢、性別、死亡年月日時)が表示されていたが、Eメール送信時にマスキング、暗号化等の措置は行っていなかった。また、患者情報を含んだ画面イメージを第三者に提供することについて、当院の許可を得ていなかった。
- 同日 午後2時45分
従業員Aは、自身の個人メールアドレスにEメールが届かないため、従業員Bに電話確認を行ったところ、従業員Bが入力したメールアドレスに誤りがあることが判明し、Eメールの誤送信が発覚した。
- 同日 午後5時9分
誤送信先のメールアドレスへ「誤送信であり削除をお願いしたい。」旨のEメールを送信した。
※現在まで、誤送信先からの連絡はない。
- 令和2年4月4日(土曜日)~5日(日曜日)
対象者5名の関係者に電話又は訪問。4名とは連絡が取れ、説明と謝罪を行った。
※残り1名の関係者については、連絡先として住所のみ判明しており、その住所に記載された建物は既に存在しておらず、連絡ができなかった。
- 現在まで、二次被害については確認されていない。
3 再発防止と今後の対応
- 受託会社に対して、患者情報の目的外利用の禁止、安全管理措置の徹底等について、厳重注意を行い、個人情報保護に必要な措置を至急講じるよう指示した。
- 患者情報を取扱う他の委託事業者に、患者情報の管理の方法、送付するときの対応などを聞き取り、必要に応じて指導を行う。
- 病院経営本部では、令和2年4月6日(月曜日)、全ての都立病院に対し、個人情報管理及び受託事業者の適切な監督について、さらなる徹底を図るよう指示した。
※別添 都立墨東病院の概要(PDF:189KB)
問い合わせ先
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5832
病院経営本部経営企画部総務課
電話 03-5320-5805
墨東病院事務局庶務課
電話 03-3633-3534 |