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報道発表資料  2020年04月09日  東京都新型コロナウイルス感染症対策本部

都立大塚病院に勤務する職員の新型コロナウイルス感染について(第177報)

都立大塚病院に勤務する看護師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので御報告します。

1 当該職員の概要

年代:40代

性別:女性

職種:看護師(会計年度任用職員)

居住地:都内

2 経過等

(1)経過

3月26日(木曜日)
夜勤業務に従事、翌27日(金曜日)朝まで勤務し、帰宅

3月29日(日曜日)
発熱(38.7℃)あり。以降、受診時以外は自宅で療養

3月30日(月曜日)
発熱(38.0℃)、頭痛、悪寒。咳は時々出る程度。自宅近くの医療機関を受診し、風邪薬の処方を受けて帰宅

3月31日(火曜日)から4月5日(日曜日)まで
この間、37度台の発熱と解熱を繰り返す

4月6日(月曜日)
発熱(37.6℃)、軽い咳。保健所指示に従い医療機関受診、CT検査で肺炎と診断。保健所職員が検体を採取

4月9日(木曜日)
検査の結果「陽性」が判明。現在、自宅療養中

(2)現在判明している事実

  • 当該職員は、夜勤専従の看護師として勤務しており、症状が出る前の直近2週間の勤務回数は、4回であった(3月17日、20日、23日、26日)。
  • 業務内容は、NICU(新生児集中治療室)における看護業務であり、1回の勤務につき3人程度の患児を受け持ち、主に低出生体重児のケアを行っていた。3月17日以降、9人の患児の看護を担当した。
  • 勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行った上で、患児に触れる際は手袋を着用していた。
  • 当院での勤務は、症状が出る前の3月26日(木曜日)の夜勤以降、現在まで無し。また、発熱症状が出た3月29日以降は、医療機関受診時を除き、自宅で療養していた。
  • 当該職員と接触した職員は、現時点で把握している限り、NICU勤務の看護師23人を含む46人である。
  • 当該職員は、当院において、陽性患者との接触歴はない。

3 病院の対応

  1. 当該看護師が最後に勤務した日から13日を経過しているが、現状で当該看護師と接触のあった患児・職員で体調不良者はなく、また、当該看護師の症状が出たのは最終勤務日の2日後であることから、院内での感染拡大のリスクは低いと考える。
  2. 当該看護師の勤務病棟では、1日1回の保育器全体の消毒清拭など、日常的に環境清拭を行っているが、改めて4月7日(火曜日)に当該看護師の勤務病棟、更衣室等の消毒を行った。
  3. 患児の家族への説明を現在行っている。

4 今後の診療について

今後、当該看護師の最後の勤務日から2週間を経過する明日4月10日(金曜日)まで、NICUの新規入院受入れにつながる新生児搬送や母体搬送の受入を中止する。
当院では、手指衛生やマスクの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていること、現時点まで当該職員との接触者の発熱がないことから、所管保健所の指導も仰ぎながら感染防止対策の徹底を図り、その他の入院・外来ともこれまでどおり診療を継続する。

関連情報

東京都防災ホームページ 都立大塚病院に勤務する職員の新型コロナウイルス感染について(第177報)

問い合わせ先
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835
大塚病院事務局庶務課
電話 03-3941-3211

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