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報道発表資料  2020年04月28日  東京都新型コロナウイルス感染症対策本部

都立駒込病院に勤務する職員の新型コロナウイルス感染について(第276報)

都立駒込病院に勤務する医師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので御報告します。

1 当該職員の概要

年代:20代

性別:男性

職種:医師(会計年度任用職員)

居住地:都内

2 経過等

(1)経過

4月24日(金曜日)
午前は病棟で回診。昼頃から咳嗽あり。37.6℃の発熱があったため上司の指示により帰宅。以降、受診時以外は自宅で待機

4月25日(土曜日)
咳嗽は改善傾向。夜に38.2℃

4月26日(日曜日)
夕方に37.2℃

4月27日(月曜日)
当院を受診し、PCR検査を実施。36.7℃
検査の結果、「陽性」が判明

4月28日(火曜日)
当院に入院

(2)現在判明している事実

  • 当該職員は、当院に会計年度任用職員として週4回、入院診療に従事している。
  • 4月17日(金曜日)以降(発熱7日前)、18人の入院患者の診療を行っていた。
  • 4月24日は登院したが、症状の出始めた午後からは、上司の指示により診療は行わず帰宅し、自宅で経過観察。症状が継続したため4月27日に当院を受診し、PCR検査を行い、同日陽性が判明した。発熱があった以降は勤務していない。
  • 当該職員は、診療の際は、マスクを着用して手指消毒を行うなどの感染予防策を実施していた。
  • 当該職員は、当院において新型コロナウイルス感染症患者に対する診療には従事していない。
  • 当該職員と接触した職員は、現時点で把握している限り、医師8人、薬剤師1人及び看護師24人の合計33人である。
  • 現時点で、当該職員と接触した患者や職員に、感染を疑わせる咳等の症状は認められない。

3 病院の対応

  1. 当該職員と接触のあった患者18名には個別に御説明し、入院中の患者5名は健康観察を継続するとともに、PCR検査を実施し、本日、全員の陰性を確認した。退院された患者13名には症状があった場合に、病院に連絡するよう伝えた。また、接触のあった職員33名についても健康観察を行っていく。
  2. 4月27日までに、病棟等関連箇所の集中的な消毒を実施した。
  3. 職員の手指衛生や、マスク着用などの標準予防策の徹底を引き続き実施するとともに、感染管理担当(ICT)による巡回点検を強化する。

4 今後の診療について

当該職員は症状が出始めた日の午後以降は当院に勤務しておらず、接触のあった職員や患者も症状を訴えるものは現在出ていないこと及び入院中の接触患者のPCR検査結果が全員陰性であったこと、また、当院では、手指衛生やマスクの着用など標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、当院の感染症専門医等の意見を勘案し、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。

関連情報

東京都防災ホームページ 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報

問い合わせ先
駒込病院事務局庶務課
電話 03-3823-2101
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835

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