2020年07月03日
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部
都立広尾病院職員の新型コロナウイルス感染について(第542報)
都立広尾病院に勤務する看護師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告します。
1 当該職員の基本情報
- 年 代:20代
- 性 別:男性
- 職 種:看護師(常勤職員・病棟勤務)
- 居住地:都内
2 経過等
(1)経過
- 6月29日(月曜日)
病棟にて準夜勤務。症状なし
- 6月30日(火曜日)
非勤務日。症状なし
- 7月1日(水曜日)【発症日】
病棟にて日勤勤務後、帰宅。22時頃発熱37.3℃、24時頃体温上昇38.3℃
以降、自宅療養中
- 7月2日(木曜日)
当院を受診し、PCR検査を実施。発熱37.5℃、頭痛、倦怠感、軽度の咽頭痛あり
- 7月3日(金曜日)
検査の結果「陽性」が判明。現在、自宅療養中
(2)現在判明している事実
- 所管保健所の指導を踏まえ、当該職員の発症日の2日前である6月29日以降接触があった患者・職員は、現時点で把握している限り、同じ病棟の患者9名、看護師等職員9名である。このうち、濃厚接触者に該当すると判断されたのは、患者1名、職員1名である。
- 当該職員が勤務する病棟は新型コロナウイルス感染(疑い)患者が入院する病棟ではない。
- 当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っている。また、当院において、陽性患者との接触歴はない。
- 濃厚接触者のうち、患者は7月2日夜から発熱症状があり、職員については、現時点では症状はない。当該職員と接触があったその他の患者・職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。
3 病院の対応
- 当該職員の濃厚接触者であり発熱症状がある患者1名については、本日、説明の上、抗原検査を実施した結果陰性であった。なお、PCR検査も併せて実施している。濃厚接触者の職員1名については、本日から自宅待機とし、今後、症状が生じた場合には速やかに診察とPCR検査を含めた対応を行う。
- 当該職員と接触のあったその他の患者8名のうち、6名は現在入院中であり、健康観察を行う。退院した2名は、症状が生じた場合、病院へ連絡するよう伝えている。
- 当該職員と接触のあったその他の職員8名は健康観察を行い、症状が出た場合はPCR検査等の対応を取る。
- 職員が業務を行っていた病棟、休憩室や動線等は、7月3日消毒を実施した。
- 職員の手指衛生や、マスク着用などの標準予防策の徹底を引き続き実施するとともに、感染管理担当(ICT)による巡回点検を強化する。
4 今後の診療について
当該職員は発症以降は当院に勤務していないこと、当該職員の濃厚接触者である患者1名に発熱症状が見られるが、現時点で把握している限り、この患者との濃厚接触者はいないこと、また、当院では手指衛生やサージカルマスクの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管の保健所の指導・助言を踏まえ、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。
関連情報
東京都防災ホームページ 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報
問い合わせ先
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