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令和2年(2020年)8月28日更新
〔別紙〕
昭和13年10月15日生(81歳 港区在住)
照明デザイナー
※年齢は令和2年10月1日現在
昭和13年 東京府(現東京都)生まれ
昭和37年 有限会社Qデザイナーズに入社
昭和40年 2年にわたりフィンランド、ドイツの会社でデザインを学ぶ
昭和43年 石井幹子デザイン事務所(現株式会社石井幹子デザイン事務所)を設立
昭和54年 第25回照明学会賞
平成元年 東京タワーのライトアップを手掛ける
平成4年 第8回東京都文化賞
平成5年 レインボーブリッジのライトアップを手掛ける
平成10年 国際照明デザイナー協会優秀賞
平成12年 紫綬(じゅ)褒章
平成24年 東京ゲートブリッジのライトアップを手掛ける
令和元年 文化功労者
氏は、照明デザインが定着していない中で、その普及を目指すとともに、都市照明、建築照明、光のオブジェやパフォーマンスなど新たな照明デザインの魅力を開拓してきた。
これまで国内外で多くの光を中心としたイベントを手掛け、照明デザイナーの先駆者として今もなお活動を続けるその姿は、人々に希望や活力を与え、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。
東京で生まれ育った私にとって、このたび東京都名誉都民にご推挙いただきましたこと、誠に光栄に存じます。
私はこれまで沢山の照明デザインを、国の内外で行って来ましたが、私がデザインした東京タワーやレインボーブリッジの明かりが、東京のランドマークとなったことを、誇らしく思ってまいりました。
平和でなければ、街の明かりを楽しむことは出来ません。東京がこれからも、明かるい光を灯し続けることを心より願っています。
昭和13年8月22日生(82歳 江東区在住)
江戸切子職人
※年齢は令和2年10月1日現在
昭和13年 長野県生まれ
昭和29年 有限会社北信硝子に入社
昭和40年 独立し、瀧澤硝子加工所(現有限会社瀧澤硝子工芸)を構える
平成2年 第2回江戸切子新作展優秀賞
平成3年 東京都伝統工芸士認定
平成8年 第8回江戸切子新作展江東区長賞及びデザイン賞
平成9年 第9回江戸切子新作展江東区議会議長賞
平成15年 京都にて初の個展開催
平成19年 経済産業大臣指定伝統的工芸品「江戸切子」にて伝統工芸士認定
平成20年 江戸切子のアクセサリーを商品化
平成22年 第22回江戸切子新作展グラスウェアータイムス社奨励賞
平成24年 瑞宝単光章
氏は、職人として高度な技術を習得するとともに、作者として使う人の心を大切にするという思いで作品を作り続けている。
最高峰の技を持ちながらも展示活動や江戸切子講座の専任講師を務めるなど、江戸切子の伝統を後世に伝える活動に精力的に取り組み、その発展に長年にわたり貢献している。
氏が作り出す精緻なカットの美しい文様は、見る人に感動を与えるとともに、今もなお果敢に挑戦し続けるその姿は、多くの人々を魅了するとともに、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。
15歳で長野県より上京してからこれまで、江戸切子職人一筋でやってきました。ここまで私を育ててくれたのは、大好きな東京という地、そして、温かい東京のみなさんに他なりません。東京という街が世界を牽引しているひとつの理由は、激動の時代の中でも、変わるべきものと変わらざるものが調和をとって共生しているからだと思います。伝統工芸もしかりです。頑固かつ柔軟な職人魂を後世に伝えていくことが私の役割であり、それが東京、そして日本の文化の発展に寄与すると信じています。この度は名誉ある章にご推挙頂き、心より感謝申し上げます。
昭和11年6月27日生(84歳 世田谷区在住)
美術家
※年齢は令和2年10月1日現在
昭和11年 兵庫県生まれ
昭和35年 株式会社日本デザインセンターへ入社
昭和41年 京橋の南天子画廊で初の絵画展開催
昭和44年 第6回パリ青年ビエンナーレ展版画部門グランプリ
昭和47年 ニューヨーク近代美術館で個展開催
平成13年 紫綬(じゅ)褒章
平成14年 東京都現代美術館で個展開催
平成20年 第36回泉鏡花文学賞
平成23年 旭日小綬(じゅ)章
平成24年 朝日賞
同年 横尾忠則現代美術館開館
平成27年 第27回高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)
氏は、大衆的なイメージと神秘的なイメージの混在した独自の作風を確立し、国内外を問わず数多くの美術館での個展開催、展覧会への出品により、世界的評価を不動のものとした。
昭和55年にグラフィックから画家に転向し、以降も美術家として多方面で活躍し、日本人ならではの感性を表現して多くの人々を魅了し感動を与え続ける姿は、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。
人生には予想だにしていないことが起こるものだと、東京都名誉都民の顕彰に与かり、つくづく感じ入っていると同時に大変感謝しております。いまだに関西弁も抜け切らない私としては東京人になり切れていませんが、この東京に於いてしか発揮できない創作活動を思いますと、東京以上の舞台は他にないことをつくづく感じると同時に、運命に抵抗しないで、運命に従ってきたことに間違っていなかったことを今、改めて実感しながら、今後も精進致したいと思っています。
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