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報道発表資料  2020年09月02日  総務局

令和元年度 東京都市町村普通会計決算の概要

1 総括

  • 令和元年度の東京都市町村(26市5町8村)の決算規模は、前年度に比べて歳入、歳出ともに2.8%の増となり(表1)、いずれも7年連続で増加となった。
  • 決算収支では、実質収支が447億86百万円で1.9%の減となったものの(表1)、昭和53年度以降42年連続して全団体黒字となった。
  • 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、地方税や地方交付税などが前年度に比べ増加したものの、扶助費や物件費等の経常経費充当一般財源が増加した結果、0.2ポイント増の92.0%となった(表2)。
  • 将来にわたる財政負担は、積立金現在高が増加したものの、債務負担行為翌年度以降支出予定額等が増加したため、前年度に比べ0.3%増加し、9,042億8百万円となった(表3)。
  • 今後、歳出面においては喫緊の課題である待機児童の解消に加え、超高齢社会への対応や老朽化した公共施設等の更新整備などに伴う負担増が見込まれる。加えて、新型コロナウイルス感染症による影響が歳入、歳出ともに懸念される。このため、引き続き、財政基盤の強化や行財政改革に取り組むとともに、計画的かつ効率的な財政運営を行うことが求められている。

(表1)決算規模及び収支

(単位:百万円、%)
区分 令和元年度 平成30年度 増減額 増減率
歳入総額 1,706,856 1,660,825 46,031 2.8
歳出総額 1,655,438 1,610,360 45,078 2.8
実質収支 44,786 45,646 -859 -1.9

(表2)財政指標の状況

(単位:%)
区分 令和元年度 平成30年度 対前年度比較
実質収支比率 5.2 5.3 -0.1
経常収支比率 92.0 91.8 0.2

(注)各比率は、全市町村の加重平均である。

(表3)将来にわたる財政負担の状況

(単位:百万円、%)
区分 令和元年度 平成30年度 増減額 増減率
地方債現在高 A 855,560 854,719 841 0.1
債務負担行為翌年度以降支出予定額 B 434,854 424,690 10,165 2.4
積立金現在高 C 386,207 378,095 8,112 2.1
将来にわたる財政負担
A+B-C
904,208 901,314 2,894 0.3
対標準財政規模比 105.1 105.1 - -

※本内容は、総務省の「地方財政状況調査」による調査結果を基に都が作成したものである。
※各表の計数は、原則として表示単位未満を四捨五入し、端数整理をしていないため、合計額等と一致しない場合がある。
※各表の「増減額」「増減率」「構成比」の数値は、千円単位の決算数値を基に算出したものである。

※別添 令和元年度東京都市町村普通会計決算の概要(PDF:541KB)

問い合わせ先
総務局行政部市町村課
電話 03-5388-2432

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