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報道発表資料  2020年09月23日  産業労働局

東京都中小企業の景況
令和2年9月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

8月の景況

業況:再び持ち直しの動き
見通し:わずかに改善

  • 8月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-57(前月-64)と再び持ち直しの動きとなった。今後3か月間(9~11月)の業況見通しDI(当月(8月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-45(前月-48)とわずかに改善した。
  • 業種別の業況DIをみると、卸売業(-67→-59)、小売業(-65→-57)、サービス業(-56→-48)はいずれも8ポイント増加し改善した。製造業(-69→-65)は4ポイント増加しやや改善した。
  • 前年同月比売上高DI(-69→-67)は2ポイント増加しわずかに改善した。
    業種別にみると、サービス業(-66→-59)は7ポイント増加し改善した。小売業(-71→-68)は3ポイント増加しわずかに改善、製造業(-72→-72)は横ばい、卸売業(-68→-69)はほぼ横ばいで推移した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、サービス業(-44→-40)は4ポイント増加しやや改善した。製造業(-50→-47)は3ポイント増加、卸売業(-46→-44)と小売業(-55→-53)はともに2ポイント増加しそれぞれわずかに改善した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
グラフの画像

付帯調査

東京都中小企業収益動向調査

令和元年度の収益動向と令和2年度の収益見通し

令和元年度の売上高の状況

平成30年度と比較した令和元年度の売上高の状況は、増加した企業が32.5%、減少した企業は67.5%となった。

令和2年度の収益見通し

令和2年度の収益見通しは、「好転」が5.2%、「悪化」が72.3%となり、前回調査と比べ、「好転」(5.2%)が6.3ポイント減少、「悪化」(72.3%)が30.4ポイント増加した。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響(令和2年9月調査)

経営や事業活動への影響

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう2020年8月の経営や事業活動への影響を全体でみると、「影響あり」が81.7%(前回調査81.1%)と最も高い。

売上高への影響

2019年8月と比較した2020年8月の売上高を全体でみると、『減少』が92.4%(前回調査94.2%)を占めた。『減少』の内訳は、「減少(10~30%未満)」が37.0%(同37.9%)と最も高く、次いで「減少(30~50%未満)」が21.4%(同23.2%)であった。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収(毎月)

3 調査機関

産業労働局 商工部 調整課

4 回収期間

令和2年9月1日~令和2年9月8日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,472企業(38.0%)

(業種別)
製造業 413企業(36.7%)
卸売業 377企業(43.1%)
小売業 300企業(34.3%)
サービス業 382企業(38.2%)

(規模別)
小規模 656企業(40.1%)
中小規模 292企業(39.7%)
中規模 313企業(43.2%)
大規模 203企業(40.1%)
規模不明 8企業(2.9%)

全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)

問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639

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