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令和2年(2020年)10月13日更新
<クマ対策>
クマ(ツキノワグマ)は、一部の地域では「絶滅のおそれのある地域個体群」として環境省のレッドリスト【注1】に掲載されている一方で、平成26年(2014年)の調査によると、四国を除く全地域で生息域の拡大が確認されています。
クマは、農林業で被害を及ぼすため問題となるとともに、人が襲われる被害もあり、少ない年でも全国で50件程度の人身被害が発生しています。
このため、希少な動物として保護するだけでなく、人間とクマのすみ分けを図っていく必要性が高まっています。
クマ(ツキノワグマ)
【注1】レッドリスト
絶滅のおそれのある野生生物の種のリストのこと。
国内では、環境省のほか、地方公共団体やNGOなどが作成している。
<参考>「クマに関する各種情報・取組」(環境省ホームページ)(外部サイトへリンク)
クマは、多摩西部の山間部にも生息しており、都のレッドリスト【注2】において絶滅危惧種に位置付けられています。また、クマは法律上、狩猟の対象鳥獣ですが、都では、平成20年度(2008年度)から狩猟による捕獲を禁止し、保護しています。
このような中、都においても生息域が拡大しており、平成26年度頃からは目撃される件数が増え、多い年では100件以上の目撃情報が寄せられています。さらに、山麓の人家周辺においても出没が確認され、農林業の被害だけでなく遭遇した人が襲われ怪我をする事態も発生しています。
【注2】「東京都の保護上重要な野生生物種(本土部) 東京都レッドリスト 2010年版」
Q15 あなたは、こうした都内のクマの生息状況や被害について、知っていましたか。知っていた方は、何で知りましたか。次の中からいくつでも選んでください。
MA(n=495) |
東京のクマの生息等に関する認知度について聞いたところ、「テレビや新聞などの報道で知っていた」(44.2%)が4割半ばで高く、以下、「登山などの際に現地の看板や貼紙、ビジターセンターの情報等を見て知っていた」(13.7%)、「自治体の広報誌やホームページで知っていた」(7.1%)などと続いている。
なお、「知らなかった」(48.7%)は、5割近くであった。
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