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報道発表資料  2020年10月28日  建設局, (公財)東京動物園協会

葛西臨海水族園情報
オウサマペンギンのヒナが1羽死亡しました

葛西臨海水族園(園長 錦織一臣)では、このたび今年孵化(ふか)したオウサマペンギンのヒナ2羽のうち1羽が死亡しましたのでお知らせします。

1.死亡したオウサマペンギンのヒナ

  • 名前
    なし
  • 両親
    母親:レイ 8歳 2012年1月10日 アドベンチャーワールド生まれ
    父親:ソラ 9歳 2011年8月15日 当園生まれ
  • 性別
    不明
  • 年齢
    0歳
  • 生年月日
    2020年9月12日 当園生まれ
  • 死亡日
    2020年10月25日
  • 死因
    調査中

オウサマペンギンのヒナの写真

死亡したオウサマペンギンのヒナ
(撮影日:令和2年10月8日)

2.経緯

死亡したオウサマペンギンのヒナは、「ソラ」と「レイ」のペアの子どもで、令和2年9月12日に孵化しました。このヒナは孵化したときの体重が他のヒナに比べて軽く、やや健康状態に不安がありました。また1羽で抱卵していたレイに削痩(さくそう)が見られたため、「人工育雛(いくすう)」を行っていました。
その後、ヒナは順調に体重も増えて元気に育っていましたが、10月半ばから開口呼吸が見られるようになり、原因を調べていました。10月24日に状態が悪化し、翌25日に恩賜上野動物園の動物病院に運搬してCT検査などを行い原因の究明を試みましたが、同日死亡しました。死因はわかり次第葛西臨海水族園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)でお知らせします。

3.当園での飼育状況(令和2年10月28日現在)

9羽(オス4、メス4、不明1) ※今回死亡したヒナは含みません。

4.日本国内の飼育状況(令和元年12月31日現在)

22園館 282羽(オス142、メス110、不明30)
資料:オウサマペンギン国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

オウサマペンギン(ペンギン目 ペンギン科)
(東京都ズーストック種)

  • 学名
    Aptenodytes patagonicus
  • 英名
    King Penguin
  • 分布
    南緯45~55度に位置する亜南極の島々
  • 生態等
    体長は85~95センチメートル、体重は10~16キログラム。コウテイペンギンに次ぐ大きさのペンギンです。野生では水深100~300メートルまで潜水して、魚やイカなどを採食します。遊泳速度は平均毎秒2.1メートル。
    産卵は葛西臨海水族園では5月~7月に見られ、巣はつくらず、雌雄が交代で卵を足の上に乗せて抱卵嚢(ほうらんのう)(お腹の皮膚のたるみ)をかぶせて温めます。孵化までの日数は52日~58日。ヒナは灰色がかった茶色の毛が密生していて、この綿羽は生後約10~12ヵ月齢まで維持されます。巣立ちは約1年後で、孵化後約3年目の換羽時に、成鳥と同じ姿になります。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
葛西臨海水族園
電話 03-3869-5152(代表)17時00分まで
葛西臨海水族園教育普及係
電話 03-3869-0284
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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