「生物多様性」の普及
<生態系サービスについて>
私たちは、生物多様性から様々な恵みを享受して生活しています。生物多様性から得られる様々な恵みは「生態系サービス」と呼ばれ、以下の4つのサービスに分類されます。生物多様性の損失に伴って、私たちはこれまで享受していた生態系サービスを将来同じようには受けられなくなる可能性があります。
都は生物多様性の重要性について、理解促進を図っています。
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Q12 都は、生物多様性の普及啓発を図っています。そこで、どのようにすれば「生物多様性」の重要性について、一層の理解と普及が進むと思いますか。あなたのお考えを自由にお書きください。
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「生物多様性の普及」に関する主な意見
- やはりこれからの時代を支えていくのは子供だから、子供に向けた発信を重点的に行うべきだと思う。子供の頃に触れたものは、大人になっても根付いていたりするので、親子向けに体験教室を開いたり、今ならオンライン通話を使って中高生向けに講演会をやったりすればいいと思う。私は20代なので、市の子供向けの取組に当てはまらず、何かを知りたいと思っても、なかなか参加できる機会がないので、20代、30代など働いている人に向けての機会も作ってほしい。
(女性 20代 国分寺市)
- 例えば、高尾山、奥多摩だけでなく、地域の公園で、自然と触れ合う方法や、そこの自然を解説した立て看板などがあるといいと思いました。クイズ形式でもいいかもしれません。できればペーパーレスの時代、パンフレットは控えて、位置情報サービスと連動したアプリなどがあってもよいかもしれないです。例えば、自然環境のクイズが入ったスタンプラリーなど。
(女性 30代 江東区)
- 図書館や本屋さんなどで、生物多様性のコーナーがあると本が手に取りやすくなるので、生物多様性について知ることができるのではないかと思いました。生物多様性の絵本などがあると子供にも分かりやすいと思います。生物多様性がどのようなものなのか紹介するテレビの番組があるとよいと思いました。生物多様性という言葉が、難しそうなものというイメージがあるので、言葉を使って説明するよりも、動画や写真、イラストなどを使って説明する方が分かりやすいと思いました。生物多様性について、情報を得ることができるサイト、どのようなサイトがあるのか知ることができるとよいと思いました。
(女性 30代 練馬区)
- 幼稚園、保育園、小学校等で企業とコラボレーションした啓発イベントを行い、併せて、宿題に取り入れたりして家庭でも共有し、考えてもらうような仕組みにする。役所の順番待ちの紙の裏とか、何かの発行物の裏とか、余っているスペースを使って、そういう啓発や、ワンセンテンスの情報、解説などを載せて、きっかけにしてもらう。
(女性 30代 練馬区)
- 小中学生、高校生において、しっかりと座学、体験両方で授業を行う。これは理科ではなく、総合等で行い、今までよりも細かく教える。その一環として食育もしっかりと行い、残さず食べる事の重要性、命を頂く大切さを、多様性の1つとして教える。自然の中での観察や体験を増やし、これからの世代を育てて、親も勉強させるようにする。近くの図書館等で展示を行い、何となくでも市民の目に入るようにする。職場にポスターを貼る等も効果があるかも。
(男性 30代 西東京市)
- 私も含め、生物多様性という言葉は聞いたことがあっても内容の理解と普及がそこまでできていないから、意識できない部分があると思う。言葉と共に理解を普及させるには、アナウンスの拡大が必要だと思う。学校教育、公園、観光地、作物の販売店など、生物多様性は、自然環境と密に接する場所、場面でのアナウンスでないと、実感や関心が起きないと思う。方法としては、パンフレットや看板、館内放送、観光地での道の駅などの施設内での遊びを利用した、入り口の低い、楽しみながら理解を進める形は普及できるのではと思う。
(女性 40代 杉並区)
- 生物多様性の上に生活が成り立っている、と実感している人は少ないと思います。特に若い人の目につくよう、企業が環境に配慮した取組をインターネットやCM等でPRするとよいと思います。行政でイベントを催し、ニュースで取り上げてもらうと、より多くの人が関心を持つのではないでしょうか。
(女性 50代 世田谷区)
- 商業施設、市民が利用する公共施設、駅頭等で、パネル展示や実演、トークショー、ワークショップ等で、五感に訴える啓発活動を行い、参加者や来場者に粗品を提供して意識を持ってもらう。学校の総合学習などで、地域の自然や環境に親しむ取組を、地域住民と共に開催する。
(男性 50代 国分寺市)
- 日々消費する食料品や日用品について、生物多様性を重視した商品の理解・普及を図ることが重要だと考えます。消費者の理解を深めるためにも、影響力のある大型スーパーの取組を求めます。
(男性 60代 中央区)
- 都民誰もが日常的に利用する小売店(スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなど)に協力してもらって、啓発活動を行ったらどうか。
(女性 60代 羽村市)
- 生物多様性の認識不足から生じた過去の失敗例、例えば森林伐採より発生した洪水の例などを、より具体的な事例を用いて、広く普及啓発を行っていくことが効果的だと考えます。
(男性 70歳以上 墨田区)
- 大人は自分の生活パターンが固定していることが多いので、子供への教育が大切だと思う。生物の多様性が保たれていることで受けている恩恵だけでなく、もし多様性が損なわれた場合、身近にどんな影響を受けるのか、例えば、身の回りから消えてしまう昆虫、植物、食材など具体的な例を挙げて示す。それらを守るために必要な行動、例えばペットボトルの使用を減らす、合成洗剤を使わない等、具体的な生活様式を教える。
(女性 70歳以上 稲城市)