ここから本文です。
2020年12月07日 建設局
建設局では平成16年度から浜離宮恩賜庭園をはじめとする文化財庭園において震災や戦災で失われた建造物等の復元整備事業に取り組んでおります。
このたび、平成31年3月より進めてまいりました小石川後楽園(特別史跡・特別名勝)「唐門」の復元工事が完了しましたので、お知らせします。
※唐門公開に合わせ、毎週土曜日・日曜日と祝日に小石川後楽園東門を開門する予定です。
「唐門」正面
「唐門」の扁額と彫刻
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家初代藩主頼房(よりふさ)によって江戸の屋敷(後に上屋敷)に作庭され、2代藩主の光圀の代に完成しました。本園は池泉を中心とする回遊式庭園で、明の儒者である朱舜水(しゅしゅんすい)の意見を取り入れ、随所に中国の名所を模した景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。
唐門は、屋敷の書院から内庭を通り、後楽園に入る正式な入口であり、両脇には袖塀と脇塀が設けられていました。昭和20年(1945年)の空襲により焼失し、唐門基壇と石段、石積みが残されていました。
木造・瓦葺き
唐門:面積5.49平方メートル、高さ4.24メートル
袖塀:面積8.57平方メートル、高さ2.52メートル、延長:11.77メートル
焼失前の唐門(昭和13年撮影)
みどりの図書館東京グリーンアーカイブス蔵
※駐車場はございません。
新型コロナウイルス感染症の状況をふまえ、下記の事項をお守りください。
問い合わせ先 東部公園緑地事務所工事課 電話 03-3821-7238 |
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.