都立広尾病院職員の新型コロナウイルス感染について（第1284報）

都立広尾病院に勤務する医師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので御報告します。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。

1　当該職員の基本情報

年代：30代
性別：男性
職種：医師（常勤職員）
居住地：都内

当該職員は、12月上旬に他の疾患の治療のため当院に入院していた。
12月21日（月曜日）に嗅覚異常がみられ、12月23日（水曜日）に喉の痛みも出現したため、PCR検査を実施したところ、12月26日（土曜日）「陽性」が判明した。

所管保健所の助言を踏まえ、当該職員に症状が出現する2日前の12月19日（土曜日）以降の接触者は、職員35名（医師8名、看護師20名、放射線技師4名及び臨床検査技師3名）である。このうち、濃厚接触者に該当すると判断されたのは、医師3名及び看護師1名である。
当該職員は、個室に入院していたため、他の入院患者との接触はない。
濃厚接触者に該当する職員4名については、自宅待機としており、今後、PCR検査を実施する。その他の接触があった職員31名は、健康観察を継続し、症状が出現した場合は検査を実施する。

当該職員との濃厚接触者に該当する職員を自宅待機としていること、現在、感染を疑わせる症状を訴える者はないこと、当院では、手指衛生やマスクの着用など標準的な院内感染対策を行っていることから、所管保健所の指導・助言を踏まえ、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。