都立神経病院職員の新型コロナウイルス感染について（第1311報）

年末年始の期間に、都立神経病院に勤務する職員3名が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告いたします。
なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。

1　感染確認の状況

診療放射線技師（職員1）は、令和2年12月23日（水曜日）に出勤後、発熱がみられたため勤務せず帰宅。12月24日（木曜日）自宅療養。12月25日（金曜日）は解熱し、勤務。12月26日（土曜日）に再び発熱したため、以降は自宅療養。12月28日（月曜日）に医療機関を受診し、PCR検査の結果、12月30日（水曜日）に「陽性」が判明した。
所管保健所の助言等を踏まえ、職員1の発症日の2日前である12月21日（月曜日）以降の当該職員との接触者は、患者1名と職員13名（診療放射線技師11名及び委託職員2名）であった。このうち、濃厚接触者に該当すると判断された者はいない。
接触者14名のPCR検査を実施し、12月31日（木曜日）、診療放射線技師2名（職員2及び職員3）の「陽性」が判明した。職員2及び職員3に症状はなかった。患者1名とその他の職員11名は「陰性」であった。
職員2及び職員3は、12月29日（火曜日）以降、当院に勤務しておらず、院内に新たに接触者に該当する者はいない。

感染経路は現在のところ不明であり、所管保健所の調査に協力していく。
院内は日々消毒を実施している。また、感染が確認された職員3名の執務室やCT撮影室等は、紫外線照射装置による消毒を実施した。
職員の手指衛生やマスクの着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当（ICT）による巡回点検を引き続き実施する。
感染が確認された職員3名は、勤務中は常時マスクの着用と手指衛生を実施していたこと、接触者に感染を疑わせる症状が見られないこと、当院では標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管保健所の指導・助言等を踏まえ、通常診療を継続している。