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2021年02月05日 福祉保健局
自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であり、誰もが当事者となり得る重大な問題です。
東京都の自殺者数は、平成23年をピークに減少傾向でしたが、令和2年6月以降、前年と比較し増加傾向であります。また、新型コロナウイルス感染症による影響は、健康問題にとどまらず、失業や休業等による就労環境の変化や、生活の不安定化等による心身面の不調など、都民生活のあらゆる面に拡大しており、今後も自殺リスクの高まりが懸念されています。
東京都では、毎年3月の「自殺対策強化月間」に合わせ、「自殺防止!東京キャンペーン」を実施していますが、このような状況を踏まえ、本年度は、例年3月に実施しているキャンペーンを2月から3月の2か月間に拡大し、「いのち支える東京」をスローガンに掲げ、区市町村や関係団体と連携し、普及啓発や相談事業等の取組を重点的に実施します。
悩みを抱える人に相談窓口等に関する情報を提供するために、チラシ・ポスター・リーフレットの配布やインターネットによる広告等を実施します。また、「こころの不安を和らげるヒント」をテーマとした講演会を実施します。
相談窓口等を掲載したチラシ(別紙1(PDF:693KB))及びポスターを作成し、区市町村、関係機関に配布します。
また、都内商工会議所(会員約95,250社)等を通じて、働く人のこころといのちを守るために参考となる情報を掲載したチラシ(別紙2(PDF:811KB))を配布します。
別紙1・チラシ
別紙2・チラシ
セルフケアの手法や生活を支えるための支援策を案内するリーフレットを新たに作成し、区市町村やハローワーク等を通じて2月下旬から配布します(詳細は別途お知らせします)。
例年、3月と9月の自殺対策強化月間に合わせ、「しにたい」などと検索した方に相談窓口を案内する検索連動型広告を実施していますが、本年は期間を拡大し、1月22日から3月末日まで実施します。
「こころの不安を和らげるヒント」を多くの方に知っていただくため、オンラインで講演会を開催します(令和3年1月26日報道発表済)。
各種電話相談窓口では、通常相談に加え、特別相談を実施します。また、LINE相談や、令和2年12月から試行中のAIチャットボットもご利用いただけます。
3月中、相談受付時間の延長等を行います。いずれの窓口も、相談料は無料です。
※フリーダイヤル以外の相談先は、通話料・通信料がかかります。
※0570で始まるナビダイヤルは、携帯電話の無料通話、かけ放題プラン等の対象外です。
※新型コロナウイルス感染症の影響により休止・時間変更等している場合があります。
窓口名称【実施機関】 | 番号 | 特別相談期間 | (参考)通常相談 |
---|---|---|---|
フリーダイヤル特別相談 【NPO国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター】 |
0120-58-9090 | 3月6日[土曜日]0時00分~8日[月曜日]2時30分 | 電話 03-5286-9090 毎日20時00分~翌2時30分 ※月曜日 22時30分~ 火曜日 17時00分~ |
有終支援いのちの山彦電話 傾聴電話 【NPO有終支援いのちの山彦電話】 |
03-3842-5311 | 3月の日曜日 各日12時00分~20時00分 |
電話 03-3842-5311 毎週火曜日・水曜日・金曜日・土曜日 各日12時00分~20時00分 |
自殺予防いのちの電話 【(一社)日本いのちの電話連盟】 |
0120-783-556 | 3月中 毎日16時00分~21時00分 ※10日[水曜日]のみ 8時00分~翌8時00分 |
電話 03-3264-4343 毎週日曜日・月曜日・火曜日 各日8時00分~22時00分 毎週水曜日・木曜日・金曜日・土曜日 各日8時00分~翌8時00分 【(社福)いのちの電話 東京いのちの電話】 |
東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのほっとライン 【東京都(NPOメンタルケア協議会)】 |
0570-087478 | 3月23日[火曜日]~27日[土曜日] 各日24時間 |
電話 0570-087478 毎日14時00分~翌5時30分 |
窓口名称【実施機関】 | 番号 | 特別相談期間 | (参考)通常相談 |
---|---|---|---|
自死遺族傾聴電話 【NPOグリーフケア・サポートプラザ】 |
03-3796-5453 | 3月9日[火曜日]~12日[金曜日] 各日12時00分~16時00分 |
電話 03-3796-5453 毎週木曜日・土曜日 各日12時00分~16時00分 |
自死遺族相談ダイヤル 【NPO全国自死遺族総合支援センター】 |
03-3261-4350 | 3月19日[金曜日]・20日[土曜日]・22日[月曜日] 各日11時00分~19時00分 |
電話 03-3261-4350 毎週木曜日 11時00分~19時00分 毎週日曜日 11時00分~17時00分 |
東京都福祉保健局公式LINEアカウント「相談ほっとLINE@東京」「生きるのがつらいと感じたら…」メニューから相談を受け付けています(通年実施)。
外部有識者等が制作したAIチャットボットを活用し、こころの悩みと不安のケアを支援します(令和2年12月から試行中)。福祉保健局ホームページからご利用ください。
自殺につながるような悩みを抱える方に気づき、対応をする「ゲートキーパー」の役割について、より一層啓発していきます。また、区市町村と連携した取組や、ライトアップキャンペーンを行います。
ゲートキーパーとは、自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人のことで、特別な資格は必要ありません。自殺リスクがある方を社会全体で支えることができるよう、ゲートキーパーを増やすための普及啓発を行っていきます。
別紙4・ポスター
2月中旬以降、自殺対策の知識等の普及啓発を図るため、Twitter及びLINEを活用したウェブ広告を実施します。
各区市町村において啓発活動に取り組みます。また、街頭等において以下のとおり啓発物の配布を行います。
※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。
日時(予定) | 場所 | |
---|---|---|
港区 | 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 | みなと保健所、区役所、港区立各図書館、5か所の各地区総合支所保健福祉窓口 |
北区 | 3月12日(金曜日)16時45分~17時15分 | JR「赤羽駅」、「王子駅」、「十条駅」 |
江戸川区 | 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 | 江戸川保健所、区民課窓口、健康サポートセンター、図書館、なごみの家 |
小平市 | 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 | 健康センター、図書館、東部・西部市民センター |
※区市町村や東京都保健所・精神保健福祉センターにおいても、自殺やメンタルヘルス対策に関する取組を行います。詳細は、ホームページ「第28回自殺防止!東京キャンペーン(拡大版)」から御覧ください。
自殺対策基本法が定める自殺対策強化月間に合わせて、都庁第一本庁舎や都有施設等のライトアップを行います。
※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。
国が定めた「いのち支えるロゴマーク」は、自殺対策の相談対応で重要な「気づき、傾聴、つなぎ、見守る」の流れを一体的に行うことで、いのちを支えるという決意が込められています。ライトアップでは、本ロゴマークに使用されている4色を点灯します。
自殺関連の情報発信にあたっては、WHOが定めた以下のガイドラインをご参照の上、不適切な情報発信により自殺を誘引しないよう、一層の配慮をお願いいたします。
【ガイドライン】自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識(外部サイトへリンク)(2017年最新版)(厚生労働省ホームページ)
問い合わせ先 福祉保健局保健政策部健康推進課 電話 03-5320-4310 |
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