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令和3年(2021年)2月10日更新

報道発表資料

多摩動物公園 イベント情報

野生生物保全センター オンライン講演会「野生動物を救護する 動物園にできること」開催

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、野生生物の保全に関するオンライン講演会を開催します。
野生動物は、交通事故にあったり、釣り糸に絡まったり、野良猫や野良犬に襲われたりと、さまざまな理由で傷ついており、そのなかには希少動物も含まれています。救護された希少動物は、運よく一命をとりとめても野生でくらしていくことが困難な場合もあります。
動物園ではそうした動物を引き受け、飼育し繁殖させることを通して保全に貢献しています。また、展示などを通して動物たちが置かれている状況を伝えることができます。
この講演会ではどうぶつたちの病院 沖縄 理事長の長嶺隆氏をお招きし、フィールドから救護された動物を受け入れる現場と、そうした動物のさらなる受入れ先である動物園の現場から、救護される野生動物の実態などをご紹介し、野生動物が置かれている現状や動物園にできる保全について考えます。

1.日時

令和3年3月7日(日曜日) 13時00分~16時30分

2.場所

ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートで実施

3.対象

小学生以上 ※小学生のお子様には保護者が付き添ってください。

4.定員

300名 ※事前申込制(先着順)

5.参加費

無料 ※通信料は参加者ご自身の負担となります。

6.内容

講演1「野生動物を救護する 希少種の保全から地域づくりまで」

長嶺隆氏(どうぶつたちの病院 沖縄 理事長)

講師の写真

長嶺隆氏

  • 要旨
    スズメやヒヨドリなどの身近な普通種からヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなどの希少種まで、私たち人間の活動によって傷つく野生動物がたくさんいます。
    野生動物を救護する意味はどこにあるのでしょうか?スズメやヒヨドリなどの普通種は救う価値があるのでしょうか?希少な野生動物だけを救うべきなのでしょうか?救護される野生動物を通じて、私たちは何を学ぶのでしょうか?
  • 長嶺氏プロフィール
    昭和38年沖縄県生まれ。同56年、ヤンバルクイナの発見の年に獣医師になることを決意する。平成元年に日本大学農獣医学部修士課程修了。埼玉県で小動物臨床および野生動物救護に従事。
    平成13年に故郷の沖縄に戻り、ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど琉球弧(りゅうきゅうこ)の野生動物の保護活動に乗り出す。NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄 理事長。

講演2「アカガシラカラスバト 東京の鳥を守る」

小島善則(多摩動物公園 野生生物保全センター)

アカガシラカラスバトの写真

アカガシラカラスバト

  • 要旨
    小笠原諸島に固有の鳥アカガシラカラスバトは環境省のレッドリストの1A類(CR)に記載される絶滅危惧種で、天然記念物にも指定されています。小笠原で保護されたアカガシラカラスバトの、都立動物園での飼育繁殖の取組についてご紹介します。
    ※「1A類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

講演3「クロツラヘラサギ 保護された個体の活躍」

石井淳子(多摩動物公園 野生生物保全センター)

クロツラヘラサギの写真

クロツラヘラサギ

  • 要旨
    東アジアを中心に生息し、冬になると日本にも渡ってくるクロツラヘラサギ。野生で飛翔できなくなり保護された4羽の個体が多摩動物公園に来園しました。ハンディを負いながらも飼育方法の工夫によりたくさんの子孫を残すことができた個体もいます。そんな保護個体の活躍を中心に、動物園でのクロツラヘラサギの管理方法についてお話しします。

講演4「ツシマヤマネコ 井の頭自然文化園が取り組む保全と飼育」

唐沢瑞樹(井の頭自然文化園 飼育展示係)

ツシマヤマネコの写真

ツシマヤマネコ

  • 要旨
    井の頭自然文化園では平成12年からアムールヤマネコの飼育を開始し、同18年からは環境省と日本動物園水族館協会が進めるツシマヤマネコの保護増殖事業に参画しています。同26年にアムールヤマネコの人工繁殖に成功した実績を踏まえ、その技術を応用してツシマヤマネコの人工繁殖に取り組んでいます。今回は対馬でのヤマネコ保護の状況、井の頭自然文化園のヤマネコ飼育の歩みや飼育管理の方法などについてお話しします。

7.応募方法

多摩動物公園ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)の受付フォームからお申し込みください。
お申込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申込みの方はご注意ください。
なお、お申込み後に自動返信メールが届かない場合は、多摩動物公園教育普及係までご連絡ください。

  • 受付フォーム(外部サイトへリンク)
  • 問い合わせ先
    多摩動物公園 教育普及係
    Eメール:hozen2021(at)tokyo-zoo.net
    ※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
    ※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

8.締切

令和3年3月4日(木曜日)送信分まで有効
※2月10日(水曜日)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
※締切前に定員に達した際は、多摩動物公園ホームページでお知らせします。

9.注意事項

  1. 応募はひとり1回に限ります。また、1回につきおひとり分のみ応募できます。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
  2. 本プログラムはウェブ会議サービス「Zoom」を用いて実施します。接続に必要なPC環境はご自身でご用意ください。
  3. このプログラムへの参加は無料ですが、通信料は参加者ご自身の負担となります。
  4. ウェブ会議サービス「Zoom」への接続に必要なURLなどは、参加者にEメールにてお知らせします。お申込み時に記入いただいたメールアドレス宛に招待メールをお送りします。@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。

※実施についての最新の情報は多摩動物公園ホームページをご確認ください。

ご案内

【多摩動物公園】

※令和2年12月26日(土曜日)から令和3年3月7日(日曜日)まで臨時休園中です

  • 開園時間
    9時30分~17時00分(入園は16時00分まで)
  • 休園日
    毎週水曜日(祝日のときは、翌日)
  • 入園料
    一般:600円、65歳以上:300円、中学生:200円
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※最新の情報は東京ズーネット(外部サイトへリンク)でご確認ください。

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