2021年03月22日　 産業労働局

東京都中小企業の景況
_{令和3年3月調査}

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

2月の景況

業況：ほぼ横ばいで推移
見通し：持ち直しへの期待高まる

• 2月の都内中小企業の業況DI（業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合）は、当月-49（前月-50）とほぼ横ばいで推移した。今後3か月間（3～5月）の業況見通しDI（当月（2月）に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合）は、当月-27（前月-38）と大幅に改善し持ち直しへの期待が高まった。
• 業種別の業況DIをみると、製造業（-44→-40）は4ポイント増加しやや改善、サービス業（-42→-39）は3ポイント増加、卸売業（-55→-53）は2ポイント増加しともにわずかに改善した。小売業（-65→-65）は横ばいで推移した。
• 前年同月比売上高DI（-63→-56）は7ポイント増加し改善した。製造業（-58→-48）は10ポイント増加し大幅に改善、サービス業（-62→-54）は8ポイント増加、卸売業（-64→-57）は7ポイント増加しともに改善した。小売業（-69→-66）は3ポイント増加しわずかに改善した。
• 業種別の業況見通しDIをみると、卸売業（-41→-21）は20ポイント増加し非常に大幅な改善、サービス業（-31→-22）は9ポイント増加、製造業（-32→-25）と小売業（-51→-44）はともに7ポイント増加しそれぞれ改善した。

業況DI・業況見通しDI（全体）

（季節調整済DI）

付帯調査

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響（令和3年3月調査）

経営や事業活動への影響

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう2021年2月の経営や事業活動への影響を全体でみると、「影響あり」が76.4％（前回調査78.3％）

売上高への影響

経営や事業活動への影響で「影響あり」と回答した企業の2020年2月と比較した2021年2月の売上高を全体でみると、『減少』が90.5％（前回調査92.3％）

調査の概要

1　調査目的

毎月の景気動向（業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測）の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2　調査方法

郵送による配布、郵送による回収（毎月）

3　調査機関

産業労働局　商工部　調整課

4　回収期間

令和3年3月1日～令和3年3月9日

5　調査規模

対象企業　3,875企業

（内訳）
製造業　1,125企業
卸売業　875企業
小売業　875企業
サービス業　1,000企業

6　回答状況

回答企業数（回答率）　1,398企業（36.1％）

（業種別）
製造業　362企業（32.2％）
卸売業　372企業（42.5％）
小売業　325企業（37.1％）
サービス業　339企業（33.9％）

（規模別）
小規模　633企業（37.9％）
中小規模　269企業（36.4％）
中規模　301企業（42.2％）
大規模　190企業（38.2％）
規模不明　5企業（2.0％）

※全文掲載ホームページ（産業労働局ホームページ）

問い合わせ先 産業労働局商工部調整課 電話　03-5320-4639