ここから本文です。
2021年04月23日 生活文化局, 公益財団法人東京都歴史文化財団
東京大壁画(作品の一部)
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団は、Tokyo Tokyo FESTIVALの一環として、「東京大壁画」を実施します。本事業は、東京都心の景観を構成するシンボリックなビルをキャンバスに見立て、国内で類を見ない巨大壁画アートとして展開するものです。インパクトの強い作品であることから、これまでシークレットとしていたTokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13最後の企画です。2021 年夏の東京を文化の面から盛り上げるべく、世界から東京への注目が集まるこの機会に、芸術文化都市東京の新たな魅力を発信します。
令和3年7月17日(土曜日)~9月5日(日曜日)
丸の内ビルディング(東京都千代田区丸の内2丁目4−1)
新丸の内ビルディング(東京都千代田区丸の内1丁目5−1)
丸ビル・新丸ビルの壁面に、高さ150メートル、横幅25メートルを超える巨大壁画アートを展開
横尾忠則氏、横尾美美氏
※新型コロナウイルス感染症等の状況により、実施内容等に変更が生じる場合があります。
このプログラムは、東京を文化の面から盛り上げる芸術・文化の祭典「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核を彩る事業として企画されたオリジナルプログラムです。“日本中・世界中から熱い視線が注がれる2021年夏の東京に、世界最大級のパブリックアートを掲げ、Tokyo Tokyo FESTIVALのシンボルメッセージとしたい”という想いから企画されました。
巨大壁画アートの掲出地には、日本最大のターミナル駅である東京駅の正面に立つ丸ビル・新丸ビルの巨大なグラス・ウォール(ガラスの壁面)を選定しました。アートの街としても知られる丸の内のランドマークであり、街のシンボルとして長年にわたり親しまれてきた丸ビルと新丸ビルが、この夏限定で巨大なキャンバスに変貌します。
公式ホームページ
このグラス・ウォールに掲示する巨大壁画アートを手がけるのは、1964年東京オリンピックのデザインチームとしても活躍し、長きにわたって日本の美術界を牽引してきた世界的アーティスト横尾忠則氏と、ご息女でありデザイナー・アーティストとして注目を集める横尾美美氏です。親子で初めての大規模競作となる今回の企画では、同一のコンセプトでそれぞれのアート作品を制作し、横尾忠則氏の作品を新丸ビルに、美美氏の作品を丸ビルに掲出します。
アーティストの起用に際しては、作品を掲出する場所が対になる2つのタワーであることをふまえ、兄弟や夫婦、親子のような相関関係を持つ方を候補として検討を重ねる中、それぞれに強い存在感を持って活躍されている横尾忠則氏・美美氏に決定しました。奇想の先鋭的な世界を表現する横尾忠則氏と、丹念に愛玩的に日常的な事物を描く横尾美美氏。それぞれ異なる作品世界や表現を持つお二人が今回のために制作した作品が、丸ビルと新丸ビルという相対関係にある2つの巨大キャンバスで共演します。
1936年兵庫県生まれ。美術家。1972年にニューヨーク近代美術館で個展。以降、幅広いジャンルで唯一無二の作品を発表し続け、国内外80の美術館で作品が収蔵されるなど国際的な評価を得ている。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館、2013年、香川県に豊島横尾館が開館。受賞・受章多数。
画家。
1994年、父・横尾忠則との二人展[スペース・ユイ]でデビュー。1999年、VOCA展'99出品[上野の森美術館]2000年、ISSEY MIYAKE PLEATS PLEASE ゲスト・アーティスト他、個展・グループ展多数。
今回の企画のコンセプトは「宇宙 COSMO POWER」です。
永遠に成長し続ける広大な宇宙を構成する無数の生命体。その微小な生命体の活動自体が、連なり、集合することで大きなエネルギーとなり、未来へと成長しつづけるうねりを生み出します。この宇宙生命の大きなうねり=エネルギーを、東京から世界へそして未来へ向けてのメッセージにしたいという思いが込められています。
このコンセプトを元に、横尾忠則氏・美美氏がそれぞれ、この宇宙生命の根源をなす要素として水(aqua)と火(ignis)をテーマとしたオリジナル作品を制作します。
本事業は、新型コロナウイルス感染症による影響等を受け、1年間の延期を余儀なくされましたが、お二人とは、この間も協議を重ね、東京から世界、現在から未来へと届く、全てを超越するようなエネルギーをテーマに包含することとしました。
対になるテーマを表現する作品を通じて、太古の昔に描かれた壁画の存在が時代や場所を超え、現代に様々な発見やイマジネーションをもたらしてくれるように、国籍・時代を超えたメッセージを広く発信します。
オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。
斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVALの中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が実施するものです。
国内外から応募のあった2,436件から選定した13の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」と総称し、展開しています。
Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13ホームページ
本件は、「ホストシティTokyoプロジェクト」に係る事業です。
「カテゴリー:魅力発信 プロジェクト名:東京文化プログラムの拡充・推進」
問い合わせ先 生活文化局文化振興部企画調整課 電話 03-5320-7736 公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 電話 03-6256-8432 |
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.