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報道発表資料  2021年05月26日  生活文化局, 公益財団法人東京都歴史文化財団

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
「東京大壁画」ロゴマーク・キービジュアル決定のお知らせ

ロゴ画像

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団は、Tokyo Tokyo FESTIVALの一環として、「東京大壁画」を実施します。本事業は、東京都心の景観を構成するシンボリックなビルをキャンバスに見立て、国内で類を見ない巨大壁画アートとして展開するものです。7月の完成に向けて制作を進めているところですが、この度、ロゴマークとキービジュアルが決定しましたのでお知らせします。
今回発表するロゴマーク・キービジュアルは、東京駅の正面に立つ丸ビル・新丸ビルの巨大なグラス・ウォールを象徴的かつダイナミックに表し、“火(ignis)”と“水(aqua)”をテーマとする二つの作品から生じるCOSMO POWERを表現しました。

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ロゴマーク・キービジュアル

横尾忠則氏のコメント

「(今回の企画への参画が決定した時に)まず、この支持体とどう対峙するかに、しばらく時間がかかるだろうと思った。テーマである火と水は相対的なものとして、ここでは二つの要素を一つの要素として考えた。まず現場に立って身体的に実感してもらいたい。」

横尾美美氏のコメント

「東京大壁画は、アートという別次元へと誘(いざな)う入口を父と私の作品で創りあげているように感じた。“ignis(炎)”の中には、隠し画のようにさまざまな動物や天使、食べ物、花など平和を象徴するようなものが描かれているので、探しながら楽しんで観て頂きスケールの大きさを体感いただけたら嬉しい。コロナ禍にあっては、焼き尽くす炎が全てを新しく生まれ変わらせ、炎の聖さ(清さ)、優しさで心と身体が癒され、炎の強さ、情熱で、光(希望)へと導かれるような世界が感受できるような作品に成れば。」

展示作品の詳細について

作品を掲出する場所が対になる二つのタワーであることを踏まえ、作品のテーマと表現形式についても「相互関係にあり、二つの呼応し合えるような概念」をもとに設定しました。

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横尾美美氏作品(一部)
テーマ:“火(ignis)”

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横尾忠則氏作品(一部)
テーマ:“水(aqua)”

作品のテーマ「“火(ignis)”と“水(aqua)”」

「火と水」、しかもありきたりな表現にとどまらない、宇宙的な元素概念として捉えることのできる、“火(ignis)”と、“水(aqua)”。火は水によって消火されるが、水もまた、火によって気化するという相関関係にあります。また、火は揺れ続け、螺旋状に上昇する一方で、水は水平にとどまり、垂直に落下するという、運動形態も極めて異種の状態を示します。こうした二つの存在と運動は、宇宙はもちろん、人類、私たち一人一人が内包する運動であり、エネルギーでもあるという思想に立ち、人類から、宇宙までに通底する「コスモパワー COSMO POWER」=「生命の循環運動」と捉えました。

作品の表現形式「部分と全体」

作品のテーマである、“火(ignis)”と、“水(aqua)”を単にそれぞれが火や水を描くのではなく、モンタージュ、あるいはコラージュという手法を用い、作品の部分部分が、単純な火や水ではないものによって構成されています。「部分と全体」双方が意味を持って存在することで、細部においては異化異質でありながら、総体としては火や水の表現になるという構造を持つことになり、はたまた原質(オリジン)と、多様性(バリエーション)の関係を表すことにもなります。これは、人類、地球、宇宙をつなぐ大きな様相でもあります。

アーティストプロフィール

横尾忠則氏

1936年兵庫県生まれ。美術家。1972年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロ、など各国のビエンナーレに出品し、パリのカルティエ財団現代美術館など各国の美術館で個展を開催。2015年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰。7月17日より東京都現代美術館での大規模な個展が開催される。

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横尾美美氏

画家。1994年「Tadanori&MimiYOKOO」展で展覧会デビュー。1995年個展開催から、東京を中心に、全国各地で開催。
2000年 PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE MILLENNIUM、Spring Summer2000を担当。最近ではme ISSEY MIYAKE “MIMI YOKOO”の第一弾(2017年)から第三弾(2020年)までコラボレーションを展開。

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開催概要

会期

令和3年7月17日(土曜日)~9月5日(日曜日)

会場

丸の内ビルディング
(東京都千代田区丸の内2丁目4−1)
新丸の内ビルディング
(東京都千代田区丸の内1丁目5−1)

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丸ビル・新丸ビル施工状況(令和3年5月17日現在)

公式ホームページ(外部サイトへリンク)

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主催

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団

企画・制作

株式会社ドリル

後援

三菱地所株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社

協力

株式会社アタマトテ、株式会社アマナ、株式会社アンテナ、株式会社Odds Design

※新型コロナウイルス感染症等の状況により、実施内容等に変更が生じる場合があります。

「Tokyo Tokyo FESTIVAL」とは

オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。

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Tokyo Tokyo FESTIVAL公式ホームページ

「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」とは

斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVALの中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が実施するものです。
国内外から応募のあった2,436件から選定した13の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」と総称し、展開しています。

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Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13ホームページ

本件は、「ホストシティTokyoプロジェクト」に係る事業です。
「カテゴリー:魅力発信 プロジェクト名:東京文化プログラムの拡充・推進」

問い合わせ先
生活文化局文化振興部企画調整課
電話 03-5320-7736
公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
電話 03-6256-8432

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