2021年06月24日
福祉保健局
令和2年度東京都食品衛生監視指導計画実施結果概要
このたび、食品衛生法に基づく「令和2年度東京都食品衛生監視指導計画」の実施結果について、概要を取りまとめましたのでお知らせします。
令和2年度は、食品関係営業施設(特別区、八王子市及び町田市の対象施設を除く。)に対し、延べ310,842件の監視指導を実施し、食品の衛生的な取扱いなどの指導を行いました。また、食品等について、102,340項目の検査を実施した結果、基準値を超える農薬を検出した生姜等、9検体の違反を発見し、必要な措置を行いました。
令和2年度 主な監視指導の結果
1 重点事業
(1)HACCPの取組支援 HACCPに関する講習会…186回
- HACCPに沿った衛生管理について、講習会を186回開催し、7,439名の事業者に周知しました。
- 制度の円滑な導入に向けて、食品等事業者22,287件に立ち入り、衛生管理計画の作成や記録の実施等について支援を行いました。
(2)食中毒対策 食肉の取扱施設や社会福祉施設に対する監視指導…延べ7,670件
- 鶏肉の生食等を原因としたカンピロバクター食中毒の多発を受け、飲食店等延べ3,634件に立ち入り、十分な加熱調理等について監視指導を行いました。
- ノロウイルスや腸管出血性大腸菌食中毒の対策として、学校給食等の大量調理施設や社会福祉施設等延べ4,036件に立ち入り、生野菜の殺菌等食品の適切な取扱い等について監視指導を行いました。
(3)食品表示対策 食品関係営業施設に対する表示監視…延べ198,077件
- 延べ198,077件の施設に立ち入り、食品表示法等に基づき747,655品目の表示検査を行った結果、1,754件の不適正表示を発見し、適正な表示に改善させるなど必要な措置を行いました。
(4)輸入食品対策 輸入食品等の検査件数…43,481項目
- 基準値を超える農薬を検出した生姜等、5検体の違反を発見し、輸入者を管轄する自治体へ通報しました。
- 輸入者に対して延べ109件の立ち入りを実施し、事故発生時の管理体制等を把握するとともに自主管理の取組状況に応じた指導や取扱食品の検査を行いました。
2 東京2020大会に向けた監視指導…延べ16,595件
- 新型コロナウイルス感染症の影響により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が、2021年7月に延期されました。そのため、2021年7月の大会に備え、宿泊施設や飲食店等延べ16,595件に立ち入り、食品の衛生的な取扱い、従事者教育の徹底等について監視指導を行いました。
結果概要の提供
問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4404 |