2021年10月27日
福祉保健局
インターネット福祉保健モニターアンケート結果
「児童虐待」について
福祉保健局では、都の福祉・保健・医療施策について御意見をお持ちの、18歳以上の都民を対象に、インターネットを用いたモニター制度を実施しております。
この度、モニターに登録している方を対象に、児童虐待についてアンケート調査を実施したので、お知らせいたします。
アンケート結果のポイント
しつけのために、子供に体罰をすることについては、「決してすべきではない」が約6割
- 「東京都子供への虐待の防止等に関する条例」の中で体罰を禁止していることを「知っている」と答えた人に、しつけのために、子供に体罰をすることに対してどのように考えるか聞いたところ、「決してすべきではない」と答えた人は、約62%であった(Q2、N=274)。
実際に虐待を見聞きして通告したことがある人は約1割、通告先で最も多かったのは、「児童相談所」
- 実際に虐待(疑いを含む)を見聞きして通告(通報)したことがあるか聞いたところ、「通告(通報)したことがある」と答えた人は約14%、「通告(通報)しなかった」と答えた人は約7%であった(Q7、N=378)。
- 通告(通報)したことがある人にどこに通告(通報)したか聞いたところ、「児童相談所」が約35%と最も多く、次いで「区市町村の窓口」が約27%、「子供家庭支援センター」が25%の順であった(Q7、N=52)。
通告しなかった理由のうち、最も多かったのは「虐待かどうか判断できなかった」
- 実際に虐待(疑いを含む)を「見聞きしたが通告(通報)しなかった」と答えた人に、通告しなかったのはなぜか聞いたところ、「虐待がどうか判断できなかった」が約59%と最も多く、次いで「関わりたくない」が約19%、「近隣トラブルがこわい」及び「ほかの人が通告(通報)すると思った」がそれぞれ約15%であった(Q8、N=27)。
児童相談所の存在は知っているが場所は知らないと答えた人は約6割
- 地域にある児童相談所や子供家庭支援センターをどの程度知っているか聞いたところ、「存在は知っているが場所は知らない」がそれぞれ最も多く、児童相談所については約62%、子ども家庭支援センターについては45%であった(Q10、N=378)。
子育てに悩んだ時の相談先のうち、最も多かったのは「配偶者・親・親戚」
- 子育てに悩んだことが「ある」と答えた人に、子育てに悩んだ時、誰(どこ)に相談したか複数回答で聞いたところ、「配偶者・親・親戚」が約62%で最も多く、次いで「知人・友人・同僚・地域のサークル」が約42%、「学校・幼稚園・保育所」が約26%の順であった(Q13、N=230)。
虐待の未然防止のために特に有効な支援のうち、最も多かったのは「親が短期間休息できるよう、子供を一時的に預かるサービスの実施」
- 虐待の未然防止のために特に有効だと思う支援を聞いたところ、「親が短期間休息できるよう、子供を一時的に預かるサービスの実施」が約35%と最も多く、次いで「保健師や保育士等が乳幼児のいる家庭を定期的に訪問」が約32%、「手当支給や親の雇用確保などの経済的自立を促す支援」が約28%の順であった(Q18、N=378)。
設問と結果の詳細は別紙(PDF:682KB)参照
今回のアンケート概要
テーマ
「児童虐待」
期間
令和3年9月8日(水曜日)正午から令和3年9月21日(火曜日)正午まで
方法
インターネット(モニターがアンケート専用サイトから回答を入力する)
対象モニター数
495名
有効回答数
378名
回答率
76.4%
今回のアンケート回答者属性
※有効回答数378人を100%としたときの割合
性別 |
男性 |
183人 |
48.4% |
女性 |
195人 |
51.6% |
年代別 |
20代以下 |
10人 |
2.6% |
30代 |
17人 |
4.5% |
40代 |
62人 |
16.4% |
50代 |
118人 |
31.2% |
60代 |
84人 |
22.2% |
70代以上 |
87人 |
23.0% |
職業別 |
会社員 |
108人 |
28.6% |
団体職員(NPO含む) |
16人 |
4.2% |
自営業 |
24人 |
6.3% |
福祉サービス提供事業経営者 |
4人 |
1.1% |
福祉サービス提供事業従事者 |
58人 |
15.3% |
教職員 |
2人 |
0.5% |
学生 |
2人 |
0.5% |
主婦 |
60人 |
15.9% |
無職 |
60人 |
15.9% |
その他 |
44人 |
11.6% |
※別紙の集計結果は百分率(%)で示し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。そのため、合計が100.0%にならないものがある。
「虐待かな?」と思ったら…
周りに「虐待を受けたと思われる子供」、「虐待の疑いがある家庭」を見つけたときには、ひとりで悩まずに、お住まいの区市町村を担当する子供家庭支援センター、又は児童相談所にご相談ください。
虐待かどうかはっきりしない場合もご連絡ください。
たとえ虐待ではなかったとしても、連絡をした人の責任が問われることは一切ありません。
連絡をした人の秘密は守られます。
連絡を受けた相談機関は、いかなる理由があっても、連絡をした人の個人情報、又それを特定させるような情報を漏らすことはしません。連絡をした人に関する個人情報は必ず守られます。
児童相談所虐待対応ダイヤル
電話 189(いちはやく)
お住まいの地域の児童相談所に電話をおつなぎします。
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詳細はホームページをご覧ください。
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問い合わせ先
福祉保健局総務部総務課
電話 03-5320-4032 |