2021年11月22日　 福祉保健局

個人情報の漏えいについて

「認知症サポート医名簿」及び「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」において、個人情報を漏えいさせる事故が発生しましたので、お知らせします。
関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。今後、再発防止に向け、より一層の情報管理を徹底してまいります。

1　事故の概要

東京都では、認知症の本人・家族等が認知症の疑いや不安が生じた時の相談先・受診先等を探す際の利便性向上を図ること等を目的に、「認知症サポート医名簿」（約1,300名）及び「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」（約1,900名）を、掲載者の同意を得たうえで、「とうきょう認知症ナビ」にて公表している。
本名簿において、本来であれば掲載者の所属医療機関等所在地及び電話番号を掲載すべきところ、自宅住所または個人電話番号が掲載されている例が14名分あった。

（1）事故判明日

「認知症サポート医名簿」における漏えい
令和3年11月8日（月曜日）
「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」における漏えい
令和3年11月10日（水曜日）

（2）漏えいした個人情報

認知症サポート医として公表している者（1名）の自宅住所及び個人の電話番号
認知症サポート医として公表している者（2名）の自宅住所
認知症サポート医として公表している者（4名）の個人の電話番号
東京都かかりつけ医認知症研修修了者として公表している者（3名）の個人の電話番号
東京都かかりつけ医認知症研修修了者として公表している者（4名）の自宅住所

2　経緯

1. 11月7日（日曜日）に、A氏から、「認知症サポート医名簿」にA氏の個人の住所及び電話番号が掲載されているとの申し出があった。
2. 11月8日（月曜日）都担当者が掲載内容を確認し事故が判明。
3. 11月8日（月曜日）以降、「とうきょう認知症ナビ」上の「認知症サポート医名簿」及び「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」について、全件調査を開始したところ、計14名の漏えい事故が判明した。

3　発生後の対応

1. 11月8日（月曜日）に「認知症サポート医名簿」、11月10日（水曜日）に「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」を、「とうきょう認知症ナビ」上から削除。
2. 11月15日（月曜日）までに、「認知症サポート医名簿」及び「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」の全件調査を行い、個人情報が掲載されていた全員へ経緯等の説明とお詫びを行った。
3. 11月22日（月曜日）に、個人情報が掲載されていた14名の方の情報について所属医療機関等所在地及び電話番号に修正したうえで、名簿の掲載を再開した。

4　発生の原因

都では、「認知症サポート医養成研修」及び「東京都かかりつけ医認知症研修」の受講申込書に記載された情報を名簿に掲載して公表しているが、公表に当たって同意取得を行う際に、その説明が十分でなかったため、自宅住所等の個人情報が公表されてしまった。
また、公表前に、都において名簿に記載された情報の確認・点検が不十分だった。

5　再発防止について

今後、同意取得時に使用する同意確認書の様式について、所属医療機関等の名称・所在地・電話番号等、公表される情報が明確となるよう改める。
また、公表前に、都において掲載内容の確認作業を徹底する。

問い合わせ先 福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課 電話　03-5320-4304